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北海道ひとり旅 キャンプツーしてみた 24

8月31日 7:00
予定ならば、この日に利尻・礼文島に渡るつもりだったが、
「風も強く、気温も低いし、まだ天気が怪しいから明日の方が良いよ」
と、パパちゃん、ママちゃんからのアドバイス。
「せっかく行くなら、天気の良い時に行かなくちゃ!」
そう言われると、
「そうだよなぁ」
と1日延期することに。
その代わり、宗谷岬へ行ったりと稚内観光を楽しむことにした。

荷物を下ろし、身軽になったブロスで、まずは宗谷岬へ。

宗谷岬を訪れたのは、10年振りだろうか。
この日は天気が良く、岬から遠くを眺めると薄っすらとサハリンが見えるような気がする。
ただ最北端だけあって、風が強いせいか、結構寒い。荷物になるとは思ったが、念の為、冬用のインナーを持ってきて大正解だった。

平日ということもあり、宗谷岬には、ほとんど人はいなかった。岬のお土産屋も、昔に比べるとだいぶ寂れたような気がする。

昼ご飯には、パパちゃんがお勧めしてくれた宗谷岬にあるラーメン屋、間宮堂へ。
「ここのホタテラーメンが美味しいから、食べてきなよ」
と、教えてもらっていた。

昼時だったけれど、並ばずに入店。人気店で、普段ならすごい行列ができる店らしいので、ラッキーだった。
醤油も美味しいらしいが、メニューの1番上にある、塩ホタテラーメンを注文。1番上にあるってことは、きっとこれが店のおすすめなんだろう。

待つこと数分。ラーメンが出てきた。
まずはスープを飲んでみる。
これは美味い!確かに美味しい。
いきなり啜ったもんだから、スープがかなり熱くて、口の中を早速火傷してしまった。
細麺の中華麺で、するすると食べれてしまう。スープも止まらない。
ホタテが丸々1個乗っているところも嬉しい。
あっという間に完食。危うくスープまで飲み干すところだった。

お腹もいっぱいになったところで、続いては白い道へ。
途中、宗谷丘陵からの眺めも最高だった。
牛が放牧された、広大な牧場。丘の上に並ぶ、風力発電のプロペラ。スケールが違う。

白い道。道が貝殻で出来ている道なので白。青い空と白い道。なんて素敵な景色だろう。

今度は一気に稚内の逆サイドへ。

稚内公園。
ママちゃんから、ここのソフトクリームが美味しいと、教えてもらった。ソフトクリーム目指して売店へ一直線。

ソフトクリームは牛乳と熊笹の2種類。どちらにしようか悩んで牛乳ソフトにしたら、売店のおじちゃんが一言。
「一口食べたら、そこに熊笹ソフトをオマケしてあげるよ」と。
どっちも食べれたので、これまたラッキー。
ソフトクリームは、とてもなめらかですごく美味しかった。牛乳も、宗谷管内のものを使っているらしい。
道の駅以外にも、こんなに美味しいソフトクリームがあるとは。

稚内公園は高台にあり、上から海を見下ろせる。ちょうど、利尻島か礼文島行きのフェリーが出港したところだった。
明日は私もあのフェリーに乗って、島へ向かうのだ。

稚内公園を後にし、ノシャップ岬へと向かう。
その途中、驚きの光景を目にする。
道路沿いの公園の小さな丘に、エゾシカが群れでいたのだ。
思わず2度見して、Uターンしてしまった。

小さな丘の上には、20頭近くのエゾシカがいて、びっくり。ある程度近くまで近寄っても、全く逃げない。
あとから聞いたが、稚内にはエゾシカがたくさんいて、日常の光景らしい。

ノシャップ岬は、夕日の時間にはまだ早かったが、霧もなく、海を見ることができた。ただ、雲に隠れて利尻富士は見えず。今回は、まだ一度も利尻富士の姿を見ていない。

帰りに、稚内北防波堤ドームに寄り道し、記念撮影。
稚内観光は満喫できたが、こんなことをしていたら、すっかり夕方になってしまった。

旅人村に戻ると、フラダンスチームのバイク女子数人が遊びに来ていて、私の帰りを待っていたそうで。
しかし、私が帰るのが遅いので、待ちきれず帰ってしまったらしい。
申し訳ないことをした。
私もまた会いたかったから、残念なことをした。

夕飯には私も腕を振るい、料理を一品作った。
夕顔をどうにか調理してほしいと言われ、そぼろ煮にしてみた。
感想は「美味しい!」とのこと。
やはり、料理を作って喜んでもらえるというのは、嬉しいものである。

いよいよ、明日は利尻島・礼文島に向けて出発だ。

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