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あなたと変わらずいればよかった

ここ最近の私の投稿ではもはや冒頭の定型文のようになってきていますが、私は今1人暮らしをしています。
加えて精神と発達の障害を理由に働いてはいません。収入は障害年金と家族からの援助。そこでなんとかやりくりをしながら無理なく生きています。


…多分、この話を聞いて「なんでその状態で1人暮らしをしているの?」と思われた方もいるかもしれません。
なので今回は、私が1人暮らしをしている理由をお話ししていこうと思います。
一応お断りなのですが、脱線したらごめんなさい。


私は昨年秋まで同棲をしていました。
この一文でなんとなくお察しいただけるかもしれませんが、昨年秋にこの同棲をしていたパートナーとお別れをして、同棲も解消。そして実家暮らしが困難な私は1人暮らしを選んだのです。


家族との仲はいいんです。いいんですけど、適切な距離感というか。あと強迫性障害ライクな症状も出てしまい、家族が触ったものを触れないという側面もありました。
こういった理由から「私は実家暮らしはできない」ということを学んでいたし、家族もそれを分かってくれていたので、はなから実家暮らしという選択肢はありませんでした。


当時同棲していた元恋人とは、長い間同棲を続けていました。その間に私は何度も大なり小なりの「ここから出ていく」を繰り返していたのですが、それでも結局帰る先は元恋人のところで、なんだかんだ言っておさまっていたのです(今思えば、こうやってじわりじわりと信頼を失っていったんだなぁと思いますが)。


でもこの、お別れしたときはちょっと違いました。
元々結婚する予定がはっきりしなかったり(限りなくしないに近い)、楽しいことしかシェアできないことに対し私が悶々としていた頃で、そのときに他の男性と知り合うことがあったのです。


「私の幸せの上限はここではない」。そう言って元恋人に私からお別れを告げました。家族にも手伝ってもらって引っ越しもしました。そしてその、知り合った男性とお付き合いするに至りました。


その中でも元恋人とは説明のしづらい名前で繋がっていて、毎日連絡は取っていたし、週1で会ってもいました(当時の彼氏からは了承済みです)。これは今でも続いています。


ですが、そうやって元恋人から離れ、1人暮らしをし、新しい交際を進めていく中で大きな想定外にぶち当たりました。彼氏とお別れしたのです。1か月ほどのお付き合いでした。


その、お別れする前のこじれた様子も元恋人はずっと見ていたし、なんなら私が上手くいかないことにめそめそ泣くときも隣にいました。電話で悩み相談に乗ってもらっていたりもしました。
そして彼氏とのお別れを機に、加速度的に私は思うのです。「元恋人を越える人は私の人生で現れない」と。正直この気持ちは彼氏とこじれていたときから感じていました。


端的に言うもなにも私は馬鹿な女です。目の前にある幸せをちょっとした誘惑のようなものに惑わされて見誤り、たくさんの人を巻き込んで1人暮らしを始め、誘惑はいつしか泡のように弾け、結局「やっぱりあなたがいい」と元恋人の元へ帰りたがっているわけですから。
「幸せの上限はここではない」なんて当時は言いましたが、今の私にはあの頃の元恋人と紡ぐ暮らしが幸せだったとしか言いようがありません。


そして現在。
私は元恋人に「あなたが好き」だとも「愛している」だとも「もうあなたを悲しませない」とも「一緒にいたい」とも伝えています。あまりに日常的に言うものだから、本気度は傍から見たら薄れているかもしれませんが、とりあえず自分の気持ちは言っています。
私の知る限り、元恋人には復縁をする意思はないようです。毎日連絡を欠かさず取り合い、週に1度食事に行くような仲ですが、私とどうこうしたいという意志はないようです。


ですが私は諦めません。この、一度きりの人生なのに、元恋人の傍にいられない、元恋人が傍にいない人生って考えられるでしょうか。
少なくとも元恋人は私を拒絶しているようには見えないので、まだ気持ちは伝え続けようと思っています。駆け引きなんてできません。私は結局、彼を愛しているのです。


これを書いている今現在、これから先がどうなるかなんて誰にも分かりません。1人暮らしをいつまで続けるのか、1人暮らしの終わりはどういったタイミングでどのようにして起こるのか。正直、私の傍には実際誰がいるのかも分かりません。そもそも誰かが私の傍にいるのかも分かりません。
ですが、後悔のないように生きていきたいです。今すごく後悔していますから。
人の気持ちってそう簡単にどうこうできるものだとは思いませんが、私は誠意をもって、悔いのないよう元恋人と接していきたいです。

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