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肌に触れ、自分に触れて

ちょうど4年前、彼と初めてのカウンセリング。

東京出身ですが、関東の北、少し離れた研究所の近くに住み

研究職として勤務していた。

30初めの折り目正しい穏やかそうな青年。

でも髪の毛は少しボサボサ。肌がとてもカサカサしていて、

小さいころからアトピー肌だったそうで、季節によってはとても辛い。

「毎日家から会社がすぐなので、車通勤で毎日普段着です」

それは楽でいいですね!

少し髪型とかすっきりしてみませんか?

「そうですね、髪型とかあまり気にしてなかったですから」

お肌は夏とか苦しいですか?

「そうですね、冬も痒みがあります」

私も小さいころから薬をつけていたからわかります。

「僕は今もです」

私が毎日つけているお医者様から処方されているローションがあるのですが、ご存じですか?

「あ、使ったことあります。でも毎日つけてないですね」

よかったら毎日両手でぎゅーっと肌に入るようにしっかりつけてくださいね。肌が落ち着くと気持ちも落ち着きますから。

そしてお写真を撮って活動を始めました。

写真がとても素敵に撮れたので、お申込みも予想以上に来ました。

本人はそのたびに不安そうに

「うまく話せる自信がないので、まず1人にします」

そう思う気持ちはわかります。でもね、そのためにここにいるのですよ。

お見合いで緊張しない人は1人もいません。

実際に真剣な女性と会うことで心のスイッチを入れていく

しばらく眠っていた本能を動かすのは本気の積み重ねが大切です。

レクチャーしますので安心してください、出会いの中で「いいな~」と思う女性に出会うと勝手にスイッチが入っていきますから。

「何人か良いなと思う人を選んでみます」

結局3人選んで最初にお見合いをしました。20代2人、30代1人。

そこでとっても気に入った女性が1人いました。

明るい20代の看護婦さん。

お見合いは2対8くらいの割合で話をするとお相手からOKは多いです

(そうお話してもだいたい半々にはなります)

女性からOKのお見合い返事で多いのは「私の話を聞いてくれた、自分に興味を持ってくれているようだった」です。

とお伝えしていましたが、お話好きな女性で1対9くらいだったそうです。

彼には事前に”聞き上手になろう!”のレクチャーを徹底的にしておきました。

「いいですね」「そうなんですね」「素敵ですね」「それってどういうことなんですか?」「おもしろそうですね」

自分に無いものを見つめるより、出来そうなことを磨くこと。

話しが上手でないと思うなら聞き上手を磨くほうが早いのです。

相手以上の”好意的関心”を自分から持つことです。

そしてお見合いから半年後の31日大晦日の朝、実家に帰省中の私から励ましのメールをしたら・・・(会社携帯が古いガラケーで懐かしい写真です)

「心臓バクバクですが(笑)頑張ってきます!」

頑張ってきて、大丈夫!

一緒に成婚退会をすること、承諾頂いたメールがきました。

そして・・ご挨拶は年明けの最初の日曜日

二人でご挨拶に来てくださいました。

本気っていう言葉は今どきはかっこ悪いと思うかも知れません

でも目的があって積み重ねて結果がある。

それなりの出会いはそれなりに

本気には本気が返ってくること

一生一緒にいたいと思う気持ちは本気なのだから。





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