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都内は坂だらけ

「東京って坂だらけだね」と都外の方に言われることがあります。東京都内、とりわけ山手線の内側は坂だらけです。その天然の地形を活かした防御力を背景に、江戸城が築かれたというのも頷けます。

 地名からも高低差があるということが窺い知れます。「赤坂」「青山」「渋谷」「四ツ谷」「千駄ヶ谷」「日比谷」「市ヶ谷」「三宅坂」「乃木坂」などなど。

 タイトル画像にしたのは「のぞき坂」という豊島区にある都内随一の坂です。その勾配は23%で、車両が通行できる坂としては都内再急勾配の坂です。

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 こちらがのぞき坂を下からみたところ。標識では勾配が22%とされていますが、23%というのがどうやら合っているようです。

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 のぞき坂近辺はその地形上、坂がとても多く、尚且つ急です。

 国土交通省国土地理院のサイトにある「デジタル標高地形図ってこんなにおもしろい! 東京都区部編」というページでは、都内の高低差の多さが視覚的にわかってとても面白いです。

 都内の坂道を研究対象とした書籍も多数出版されており、なかなかに奥の深い分野です。昨今ではなかなか大手を振って外出というのは憚られますが、お散歩ついでに坂を歩いてみてはいかがでしょうか。

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