障害者枠で就職することを決めたある就活生の話

 こんにちは、雪乃です。最近、フォローさせていただいている方の記事で、障害者のオープン就労(自身の障害を企業に開示して就職すること)とかの話が出てきたので、私も一応自分の体験談をネットの海に放流しておこうと思います。

 私は内部障害者(先天性心疾患)だしそもそも就活としての経験値も大したことないので、まあ参考程度にでも読んでいただけたら幸いです。あくまで一例としてお読みください。

 一応障害者枠でないところも受けはしたのですが、結果的に障害者雇用の枠で内定を頂きました。両方面接を受けて分かったことですが、やっぱり障害者枠の方がいろいろと説明もしやすくて楽でしたね。まず「障害がある」ということから説明しなくてはならない一般の枠と違い、障害者枠は最初から「障害がある」前提で話ができるので、説明がすごくスムーズでした。

 私が先方に伝えた自身の状況は、
・定期的に平日に通院している
・体力がない(心臓がマジで半分しかない)
・いつ再手術になるかは私もわからない
・階段は登れるけどなるべくエレベーターを使いたい
このあたりでしょうか。あとは飲んでる薬のこととかですね。名前だけじゃなくて効能まで聞かれたのでビビりました。

 一つ本当にやっておいて良かったと思ったのが、noteで持病についていくつか記事を書いていたことです。別に必ずしもネットの海上でセルフ開示するとメリットがあるというわけではありませんが、「当事者でない人にどうやったらわかりやすく伝えられるか」を考えるきっかけになりました。
 口で伝えるよりもまず、あらかじめ何かに書き出しておくのが良いと思います。先天性心疾患の患者にとっては手術の回数や通院頻度はもはや覚えるまでもないと思うのですが、自分で把握していることと他人に説明することってやっぱり違うと思うので。あと薬の効能は、私だけかもしれませんが意外と忘れがちなので、処方箋やおくすり手帳で一度ちゃんと確認した方が良いと思いました。

 かなり重要なのが、何がどのくらいできるのかという点。歩ける時間や階段を何階までなら登れるかという点に関しては、日常生活だと流れでこなしてしまうことが多いので、ここだけはあらかじめ自分の中にある基準を明らかにしておく習慣をつけるべきだと感じました。

 周りの健常な学生とは就活の方法が違ったり、スケジュールがズレたり、学校の就職説明会で出てくるような話題があまり参考にならなかったりなど、障害者雇用枠での就活は、焦ることや不安になることも多いと思います。私自身がそうでした。ただ、私の場合は、相談した先生から「そういう就活の1パターン」として話を聞いていただいたことがすごく励みになりました。100人いれば100通りの就活パターンがあって、私もまたその中の1パターンに過ぎないのだと思うことができました。

 ……やばい。本当は3000字くらいかけてキッチリ真面目に書くつもりだったのに、まだ1200字くらいしか書いてない。案外語れることが少なかったみたいです。誤算。もうタイトルがピークじゃんこの記事。

 ちなみに当方、大学在学中にバイトせずしてどういうわけだかそのまま来年社会人になる運びとなりました。もうここまで来るといっそすがすがしいです。面接では「バイトですか⁈ してません!」と堂々と申し上げた上で受かったのでまあいいかということにしています。

 「はたらくってなんだろう」というお題を見かけたので何か書きたいなあと思ったのですが、そもそも労働の経験がなかったため、結果的に就活の話を書きました。「学生の本分は勉強だから」のフレーズを大義名分として振り回すなどして4年間やってきましたが、よく考えたらすごくちゃんと勉強しているわけでもなかった。舐めすぎワロタ。

 「はたらくってなんだろう」の意味合いが私だけ違う気がするのですが、来年からも頑張ります。

 これ以上引き伸ばすのが無理そうなので、今日はこのあたりで切り上げようと思います。本日もお付き合いいただきありがとうございました。