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三重2区 焦点は鈴鹿市!野党大物政治家の引退により大波乱も #71【選挙解説】


①三重2区のエリア

  • 四日市市

    • 日永・四郷・内部・塩浜・小山田・河原田・水沢・楠の各地区市民センター管内

  • 鈴鹿市

  • 名張市

  • 亀山市

  • 伊賀市

②大物政治家敗れ引退へ

三重県2区は自民党の川崎 秀人氏の選挙区です。
川崎氏は当選1回の衆議院議員で曽祖父の頃から政治家を営む4代目の政治家です。
4代目というのは結構珍しくて、今の政治家だと有名なのは小泉進次郎氏、麻生太郎氏、岸信千代氏などの方が4代続く政治家です。
なお5代目も二人いて、鳩山二郎氏や平沼正二郎氏もまた代々続く政治家家系です。
ただ世襲に関しては好意的に受け止める国民が少なく、大多数が否定的である一方で3バンを持つ候補者が数少ないことも同時に懸念されています。
また本人にも世襲コンプレックスがあるとも言われます。
ですが川崎氏は父の秘書を務め、父の長年のライバルであった大物代議士の中川正春氏を破り、父にできなかった中川氏を破り小選挙区で初当選を果たしたのです。
長年、三重2区は野党の中川氏が勝利してきたのをついに自民党が奪還したなど、大勝利を果たしていったのです。
そして今回は中川氏が政界引退を表明し、自民党候補の川崎氏vs立憲新人の戦いとなります。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
自民【現職】川崎 秀人候補(41歳) [1期]
立憲【新人】下野 幸助候補(46歳)
維新【新人】森口 あゆみ候補(58歳)
共産【新人】山本 りか候補(65歳)

④奪還の自民ホープ、議席を守れるか? 攻める立憲県議

今回、立憲が候補者として擁立するのは下野 幸助県議会議員です。下野氏は当選4回の三重県議で鈴鹿市出身です。また内閣官房の職員など即戦力の人材を見出したとも言えるでしょう。
一方の川崎氏は伊賀市出身であり父の地盤も伊賀の方でしたが、前回の選挙戦では野党系の票が多いとされる鈴鹿市で街頭演説を行い切り崩しをし、見事に初当選を勝ち取りました。つまり立憲側からすれば、鈴鹿市の野党票を再び奪いに来たとも言えます。また維新の会や共産党は女性候補を擁立し、どれだけ現職との票を詰められるかが注目です。
いずれにせよ注目の選挙戦ですね!


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