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愛知3区 立憲最大派閥の長、日本保守党とどう向き合う? #63【選挙解説】


①愛知3区のエリア

  • 名古屋市

    • 昭和区

    • 緑区

    • 天白区

②野党の牙城は不動か?

愛知3区は立憲民主党の近藤 昭一衆議院議員の選挙区です。近藤氏は新聞社出身の当選9回の衆議院議員で現在はネクスト環境大臣、党内最大グループの近藤Gを率いています。
民主党政権では環境副大臣を務めていました。今回、10選がかかっていますので注目です!
対するは自民党の池田 佳隆氏です。池田氏は当選4回の衆議院議員で青年会議所を経て2012年に初当選を果たしました。
小選挙区での初当選でしたが、次の選挙では近藤氏に敗れ以後3度は比例復活の結果となっています。
また役職は岸田内閣(第一次内閣・第二次内閣)で元文部科学副大臣を務めました。
今回、小選挙区を奪還できるか否かが注目ですね。
ただ2014年では約1万票、2017年には約2万票、2021年には約3万票差と野党現職候補の壁は非常に厚いため、どう戦っていくか?期待して見守りたいと思います。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)

ここで候補者を紹介いたします。なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
立憲【現職】近藤 昭一候補(65歳) [9期]
自民【現職】池田 佳隆候補(57歳) [4期]
維新【新人】皆川 雅一候補(42歳)
参政【新人】杉本 純子候補(46歳)
保守【新人】?

④現職2人に対し動く保守党

維新の会は党職員、参政党は会社員女性候補を擁立して、現職二人と挑みます。
ただ維新の会と同等、それ以上に台風の目となる可能性があると思うのは減税日本・日本保守党ですね。
日本保守党は愛知1-5区内で候補者を擁立すると発表していますが、ただ保守票の争奪が自民だけでなく立憲も自民党支持層に浸透しているかもしれません。
立憲の支持層9割・無党派6割・そして自民支持層の3割取ることが自民党候補に勝利する963の法則と言われます。
無党派に浸透する立憲候補はまだ多いと思いますが、自民支持層まで食い込むのは野田元総理含めてごく何人かでしょう。
現にこの前の補欠選挙も立憲の末次氏は金子氏が逃した自民支持層の票には1-2割・無党派はアプローチできたものの、自民新人の金子氏が自民・公明票を固め、無党派にも支持を拡大できた結果、敗れたものとも言えます。
それほど野党が自民支持層を取ることが難しく、台風の目である日本保守党の動きが愛知県の国政選挙を揺るがすかもしれません。

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