霧の中で聴きたくなる声
単年契約の仕事、更新するかしないか問題。
私にとってその職場は、いくつもあるかけもち職場の中でも、思い入れのある大切な場所だ。
あたりまえのように毎年更新してきた。
だけど秋口には、グラグラと揺れるものを感じ、冬には【もう更新しない】選択肢を意識していた。
はじめから非常勤のかけもち人生を着々と歩んでいる私。
フリーランス。といえば聞こえはいいが、不安定で保障のない、根無し草。
社会人になって数年の当時、遠距離恋愛中だった彼からプロポーズされ舞い上がった(もちろん高らかに