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心の整理。

どんな言葉を紡げばいいのか、
自分の心の中なんて、
きっと自分にしか分からない。

日々を生きていれば、
いろんな日がある。
嫌な自分も、時折顔を出したり…ね。

誰にも話せないこと。
自分の中だけでしか解決出来ない、
乗り越えられないこと。

私にとっては…
言い難いけれど
まだ消えないトラウマが
心の中をぐるりぐるり渦を巻く。

仕方ないとは
分かってはいる。

でももうそろそろ、
トラウマなんて…
消し去りたい。

グレー色の雲に覆われた空なんて、
色鉛筆でカラフルに塗り重ねたい。

なのに、
難しい。

父親の記憶も
元旦那さんの記憶も
警察への不信感も
もしかしたら
一生心の中から消えないもの…
なのかもしれない。

中2で患った複雑性PTSD、
ふと思い出したり
フラッシュバックしてしまう記憶に、
時折目頭が熱くなってしまう。

その度に想う。

『ゆっくりでいいよ』
と自分に言い聞かせる。

自分を奮い立たせられるのは、
結局は自分しかいないのだから、と。

4年ぶりに来た元旦那さんからの
メッセージ。暴力も何もかも…
なかったことのような会話。

何にも変わっていない元旦那さんと、
泣いて泣いて、
前を向いて少しずつでも変わってきた私。

このタイミングで、
私にはもうひとつ殻を破る
試練が訪れた。

心から愛していた人と
さよならをするのは…
私にとっては本当に勇気のいる
ことだった。

『元気でいてね』
『ありがとう』
そんな想いを込めて…
さよならをした。

想っていたより
深かった心の傷は、
本当に本当に、
癒えるには長い長い時間が
かかるんだと…知った。

暴力を奮ってしまった
父親にも元旦那さんにも
きっと…いい所はあった。

けれども、
心が脆くて弱くて…
沢山傷付いた心のやり場がなくて、
それが心とは裏腹な行動に
出てしまったのだと…

傍で見ていた私ながらに…
推測をしてみる。

傷付いた心が
私への刃になっていたのだ、
としたら…
許してゆけそうな気もする。

私の心の中の整理は、
私の人生そのもの。

嫌な出来事も素敵な想い出も
全て…
今の私をくれた。

自殺未遂ばかり繰り返していた、
学生時代の自分へ…
今言える言葉があるとするならば、
迷わずこう言うだろう。

『生きてくれてありがとう』と。

過去は、変わってきた自分を教えてくれる。
傷は、誰かの傷みを想う優しさになる。
今は、過ぎし日の自分から見た未来に生きてる。

どんなに痛々しい想い出さえ…
いつかはあんな頃もあったと想えるはず。
無駄な出来事なんて、
何一つない。

時の流れが砂時計のように
刻々と時を刻んでゆく。

そんな今を、
精一杯生きていれば
それだけで…
素晴らしいこと。

心の整理は、
きっと…

あなたが生きてきた、
人生の軌跡そのもの。

私が生きてきた、
人生そのもの。


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