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電力が逼迫してもデジタル広告は消えない?

電力逼迫のニュースが流れる中、オフィスの目の前にあるデジタルサイネージは一日中光り続けていた。

先日noteで書いたけど、オフィスから見えるデジタルサイネージには広告主がいない。絶妙に目立たない位置にあるからだ。設置されてからの約1ヶ月、「広告募集」とサンプルの動画しか流れていない。それでも看板を設置してきた作業員の頑張りを見てきたから、「どうにか広告出稿者が現れてほしい」と思ってた。

でも、考えが変わった。節電が求められてる中で、朝からずーーっと光り続けていたから。流す広告すらないのに、誰も見ていないサンプル動画を流し続けていた。ビルオーナーの意向だろうか。設置してくれた作業員には申し訳ないけど、こんな広告外してしまえと思った。

たしかにデジタルサイネージ1つ消しただけで、電力逼迫が解消されるわけじゃない。それでも節電が求められてるなら、不要な電力は使わぬべきだろう。広告が流れないならなおさらだと思う。


もし広告主のいるデジタル広告だったら、どうだろう。
電力逼迫のニュースを受けて、デジタル広告を消すんだろうか?

たぶん、ほとんどのデジタル広告は消えてなかったと思う。広告費がもったいないから。広告主の立場なら、デジタル広告を消せば支払い済みの広告費をドブに捨てることになる。看板のオーナーからすれば、広告主に「今日はデジタル広告を消すから広告費を返金してくれ」と言われたら困る。デジタル広告の節電は、両者にとって都合がよくないはず。だからほとんどのデジタル広告は、今日もギラギラと光り続けてただろう。

ただ、もし私が広告関係の仕事をしてたとしても、広告を消す決断はできなかった。節電のためにデジタル広告を消した方が、企業イメージの向上につながるのは分かってる。Twitterで「あの企業は節電のために広告を消していた」と呟いてくれる人がいるかもしれない。広告を忌み嫌う人が多い中、社会情勢を考慮した対応は広告費以上の価値を生む可能性がある。
そうは思っても「デジタル広告消しませんか?」と言えないと思う。クライアントにどう思われるか、返金を迫られたら上司に怒られる、ただ自社が損するだけかもしれない。。。そんな小さなことをグチグチ考えて、何もできない。いつもアニメや漫画から勇気を出す大切さを学んでいるのに。。あぁ自分って情けないな、と落ち込みながら、電力回復を待ってるはずだ。

それでもやっぱり「デジタル広告消しましょう」と提言できるような人でありたい。今は無理でも、自生やトレンドを読み、長期的な視点で必要なことを考え、嫌われる勇気をもって堂々と提案する。それができたら、すごくカッコイイはずだ。

ロールモデルは、アニメや漫画にいっぱいいる。今日は電力逼迫してるから、アニメはお休み。HUNTER×HUNTERの漫画から学ぼうと思う。



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