ダイキン工業(6367)企業価値分析レポート(Updated: 2020/09/23)

 こんにちは。第10弾の企業価値分析レポートは、「空気で答えを出す会社」で御馴染みのダイキン工業(6367)です。

 私が主宰しているサロン(Aurea 人生と投資の会II)でも、2017年以降何度も取り上げていますし、運用しているファンド(https://www.aurealotus.com/cont5/main.html)にも、2010年のスタート時から組み入れており、基本的に永久保有銘柄の位置付けです。

 ポートフォリオに組み入れた時点から、株価だけ(配当含まず)で約7倍になっていますが、「空調世界No.1」に向けたターニングポイントである1994年度を起点に見ると、営業利益で40倍以上、時価総額も約20倍になっています。

 1924年、創業者の山田晁氏によって設立された大阪金属工業所が前身ですから、もうすぐ100年になろうという会社ですね。ダイキンという社名は、大阪金属の大と金から取っています。

 2022年に開業する大阪梅田の新しい商業ビル、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」(大阪市北区)への本社移転計画も発表されましたが、老舗企業が、さらに新たな成長ステージに向けて動いています。

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