Yukiyoshi Sato

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  • Bokehではじめるデータビジュアライゼーション

最近の記事

入門書ではじめる水平思考のススメ

自分の仕事で関わっている領域の本を読む際、基本的には入門書から読み始めて、徐々に専門性の高いものを読まれると思うのですが、ここでは一通り勉強もして、経験もある方にとっても入門書って意外と有用だよねというお話をしてみたいと思います。 入門書とは何か入門書の定義について簡単にまとめてみたいと思います。こんなところでしょうか。 ある領域について、 1. 初めてその領域に触れる人でも分かるように平易に書かれている 2. 最低限その領域をざっくり語るために必要なテーマが網羅されてい

    • Bokehでちょっとイマドキな感じのチャートを描く

      最近よくこんな感じのチャート見かけるじゃないですか。これをBokehで描いてみようと思います。 まず必要なモジュールをインポートします。 import requestsimport pandas as pdfrom bokeh.plotting import figurefrom bokeh.models import ColumnDataSource, HoverTool, CrosshairTool, NumeralTickFormatterfrom bokeh.io

      • GCE + Flask + Bokehでダッシュボードを作った話

        先日、以下のダッシュボードを公開しましたので、作る際に参考にさせていただいたサイトをご紹介したいと思います。 GCEでインスタンス作成まずはGoogle Compute Engineでインスタンスを作成しますが、ここは普通にガイドに従ってやればできるかと思いますので、まずはインスタンスをひとつ用意します。ちなみに私のインスタンスはCPUもメモリも最小構成です。 独自ドメインを取得してGCEと紐付け私はお名前ドットコムを使いました。若干記憶が定かでは無いのですが、多分こちら

        • データ分析の仕事とキャリアについて

          データ分析の仕事をし始めてちょうど1年が経ちましたので、ここら辺で一度これまでの振り返りとこれからのキャリアについて考えて見ようと思います。 今やっていること一言で言えば、ひたすらデータの可視化をしています。以前、Data Driven Developer MeetupやMarketTech MeetupのLTでも発表させていただいた通り、Bokehと言うPythonのインタラクティブな描画ライブラリを使ってチャート描画し、それをWebアプリケーション上に組み込んでデータ可

        入門書ではじめる水平思考のススメ

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        • Bokehではじめるデータビジュアライゼーション
          6本

        記事

          「資金決済法等改正法 暗号資産交換業者規制の見直し」を読みました

          大和総研さんがまとめてくださったこちらのレポートを読んだので、所感をまとめておきます。 免責事項:この記事はあくまで個人的な所感であり、筆者の属するあるいは過去に属したいかなる組織の意見を代表するものではありません。また、筆者が想像で書いている部分もありますのでその点ご承知おきください。 先日可決した資金決済法の改正に関するものです。 基本的には証券向け、あるいはデリバティブ取引向けに既に整備されている法律を暗号資産、暗号資産デリバティブにも適用していこうというもので、

          「資金決済法等改正法 暗号資産交換業者規制の見直し」を読みました

          お下がりかわいそうって言うのやめませんか?

          私もご多分に漏れずお下がりはかわいそうだなぁと思っていました。私は娘が2人いますが、やっぱりどうしてもひとり目の子は新品で2人目の子はお下がりになりがちです。上の子はひとり目だからたくさん新品を使わせてもらえて、下の子はお下がりばっかりじゃかわいそうだなと思っていました。 ところが、この考えを改めさせられる出来事がありました。上の子が、今年から幼稚園で年少から年中に上がったのですが、どうやら年中からはお道具箱を使い始めるようなで、そのお道具箱をご近所さんから譲っていただくこ

          お下がりかわいそうって言うのやめませんか?

          Bokehではじめるデータビジュアライゼーション(仮想通貨取引データ分析編) コード解説

          今回はMarketTech Meetup #2 で発表させていただいたデモのコード解説をしたいと思います。プレゼンテーションに関する解説はこちらの記事をご覧ください。 先に断っておきますが、コードは全然綺麗じゃないです。あと今更白状しますがアニメーション部分が若干バグり気味です(汗)。 自分でも良くもまぁこんなバグったコードを大公開してしまったなぁと思いますが、自戒を込めて解説します。。。 パッケージ構成実行するのはmain.pyでvisualization.pyがBo

          Bokehではじめるデータビジュアライゼーション(仮想通貨取引データ分析編) コード解説

          Bokehではじめるデータビジュアライゼーション(仮想通貨取引データ分析編)

          先日、MarketTech Meetup #2でこちらのLT発表をさせていただきました。 MarketTech MeetupはAIによるマーケット予測サービスを展開しているAlapaca Japanさんが主催されており、これまで発表されている内容は控えめに言ってかなり濃いミートアップだと思います(おすすめ)。 今回のLT発表では仮想通貨取引データを用いたデータビジュアライゼーションについてお話させていただきました。この記事ではプレゼンテーションの内容をおさらいしたいと思い

          Bokehではじめるデータビジュアライゼーション(仮想通貨取引データ分析編)

          まっさらなGPUマシンにUbuntu、CUDA、cuDNNをインストールしてPyTorchを動かすまでの話

          東大松尾研の公開寄附講座であるDeep Learning 基礎講座の最終課題向けに、GPUマシンを貸与して頂けるとのことで、ありがたくお借りして一通りのセットアップをしました。もしかするとそう遠くない将来に自分でもGPUマシンを買ってしまいそうな気がするので、その時向けにメモとしてここに残しておきたいと思います。 こちらの記事の位置づけとしては、基本的には色々な記事を参照させていただきながらセットアップしましたので、そちらを掲載させていただきながら差分だけ補足していくような

          まっさらなGPUマシンにUbuntu、CUDA、cuDNNをインストールしてPyTorchを動かすまでの話

          BokehでInteractiveに描画するための基本

          早速アヤメのデータセットを使って散布図を描画してみたいと思います。 アヤメのデータセット ソースコード import pandas as pdfrom sklearn.datasets import load_irisfrom bokeh.plotting import figure, showiris = load_iris()df = pd.DataFrame(iris.data, columns=iris.feature_names)p = figure(titl

          BokehでInteractiveに描画するための基本

          Bokehではじめるデータビジュアライゼーション

          はじめにPythonでデータの可視化を行う際には、大半の方がMatplotlibを使われていると思います。私も機械学習の勉強をし始めてからずっとMatplotlibを使い続けていました。Matplotlibは確かに非常に強力なライブラリで、データサイエンスや機械学習で行われる可視化に必要なクラスやメソッドが実装されています。しかし、どこか物足りないと言いますか、かゆいところに手が届かないような思いがありました。 ある日、私の同僚のデータサイエンティストにBokehというInt

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