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結婚したくないのか出来ないという思い込みか

小さい頃は夢見てましたとも。結婚。好きな人ができて、恋人になって、家族になるっていう夢がありましたよ。

しかしながら私は早い段階から結婚したくないという気持ちに変わる。まず、父に小さな頃から「ゆきは長女だから家を継ぐんだよ」これを言われ続けた結果、嫁に行けない、婿を取れ……んー、ならいいやになる。これが小学四年生くらい。ほんとに小さな頃から言われすぎてうんざりして、いいよ結婚する気ないし、家出れないならしないと初めに言ったのがこれくらい。

つぎに中学3年生。進路も含め授業で書く人生設計。この頃はもう母をがんで亡くして、わたしも癌になるんのかな〜。そしたらやっぱり家族持ってたら悲しませちゃうよな〜いいや、やっぱり余裕ないし、結婚はいれない。こんなことを思ってたのが中学3年生。

その次が高校2年生、3年生に差し掛かる当たり。「ゆきは付き合うとか結婚とかしないの?」と友達に言われる。これもやっぱり人生設計。んー、婿とらなきゃなら絶対うちのお父さんと他人がうまくやって行けるなんて思わないし、家事と妹の面倒とバイトで余裕ないし、大学もどうせ奨学金だし。いいかな。結婚は非現実的だと思う。結婚できたとしても私お母さん癌で死んでるから、相手の両親がよく思わないだろうし。いいよ。

もはや人生諦めモード。

現在、大学2年生。この間父にドラマ見てる時にとうとう言われた。「お前こう言うこまい気遣いしてくれる彼氏とかいないの?」なぜかめちゃくちゃカチンときて口走ってしまった。「家事優先の生活で夕方には帰宅してご飯作らなきゃだし、そんな生活してる子と付き合ってくれるような彼氏を見つける余裕もないし、今までそこに全振りの人生突っ走ってきたから結婚する気もないし彼氏作る余裕なんてもっと無いよ?奨学金返さなきゃだし。」父がそうか、ごめんなと言ってくれたとこでやばい、父に当ったって仕方ない、申し訳ないという気持ちでいっぱいになった。別に誰が悪いわけじゃない。仕方ない。父だって家事は手伝ってくれるし、なんならご飯は父が作ったほうが美味い。

ただどうしようも無い感情の行き場と現実の行き来に少し疲れて女性としてこれから社会に出ていくことにとても億劫になった。ファッションは好きだし、メイクも好き、カフェが好きだし、筋トレも柔軟もそこそこにしてる。女として生きていくのが嫌なんじゃなくて女として生きるが故にまとわりつく付属物の主張がデカすぎることに嫌気がさしている。もはや結婚したくないのか、結婚するためにぶち破っていかなきゃいけない分厚い壁を何枚も倒していくのが果てしなく感じていて嫌なのかが分からない。ただこの4年間ほど他人に恋愛感情を抱かないもの割と事実。たしかに20の小娘の4年間なんてミジンコみたいなもんだけど、本人としてはあ〜何してんだろう〜((白目))という気持ちでいっぱいになるには十分な年月なのだ。


あぁ〜大人になるってだりぃ〜結婚とか恋愛の話は勘弁してくれ〜って思っている20歳のただの戯言日記。

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