本記事は、2019年に #忘れたくない瞬間  をテーマに募集したエピソードを元に記載しています。
大切な気持ちを共有してくださりありがとうございました。

私の子供は上が7歳の娘(奏来 そら)、下が11ヶ月の息子(日々来 ひびき)です。

日々来の産後、退院した夜に、退院を心待ちにしていた奏来が「日々来の隣で寝る！」と言って日々来の手を握って横になりました。
どうせすぐに飽きて手も離すだろうと思っていたのだけど、本当にそのまま寝てしまったのです。

ようやく奏来のお姉さんになった姿が見られた事が嬉しかったのと、2人のそっくりな寝顔が本当に可愛く、それはそれは本当に愛おしくて、「宝物が増えたなぁ」と思って涙が出た瞬間でした。 

というのも、日々来を妊娠する半年前、
第2子を19週で死産してしまったのです。 

奏来はきょうだいができるのを心待ちにしていたのに、途中でお空に帰ってしまったのでとても悲しい思いをさせてしまった。
そして、ようやく待望の弟が無事産まれ、喜びもひとしおでした。

日々来の寝顔は、第2子の息子(海来 みらい)にそっくりなんです。
と言っても、海来の顔は目をつぶった顔しか見られてないのですが。
19週でも、もう表情はよくわかったんです。
本当に、そっくりなんです。

そんな過去もあって、2人並んで寝ている姿がようやく見られた事が本当に嬉しかった。
すでに動かなくなっていた小さな海来を出産してからずっと心にあった暗いモヤモヤが、フッと少し晴れたような感じがしました。

もちろん死産は本当に悲しくて、今でも思い出すとすぐに涙が出てしまうのですが。
海来も、すごくがんばってくれた、最愛の息子です。

奏来は大きな空のように天真爛漫で、いつも元気な女の子です。生意気なお年頃で女同士の闘いも増えましたが、いつも私に笑顔をくれる存在です。 

日々来の日はお日様の日。
悲しい暗いモヤモヤの中にいた私に、お日様のように光を与えてくれた存在です。

私には、宝物が3人いるんです。 

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大切で愛しい瞬間を共有してくださりありがとうございました。

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