ちょっと感動したいので雑貨&カフェの店に行ってみた
和歌山市園部、紀の川の近くに『KANDO』という雑貨とカフェの店がある。
和歌山の他の店では見かけないような雑貨と、自家焙煎のコーヒーと自家製のスイーツを楽しむことができる。こぢんまりとした店内にある、すべてのものに、店主の真心を感じられる。
自分は店の人と話すのが苦手だ。
「人に顔を覚えられることなくモブキャラとして過ごしたい」と思いながら日々を過ごしている。
しかし、『KANDO』に行くと、「店の人と話すのもいいかもしれない」と思える自分がいる。
というのも、店主が絶妙な間と心の距離感で話しかけてくれるからだろう。
先日、注文したコーヒーゼリーは美味しかった。しかし、コーヒーゼリーを味わいながら、「コーヒーとバスクチーズケーキを注文したらよかったかな」と思う自分がいた。
これから少しおかしなことを書くかもしれない。
自分は紅茶派で、どちらかというとコーヒーは苦手だ。コーヒーゼリーを頼んだ日、バスクチーズケーキは売り切れていたので、そもそもバスクチーズケーキは注文できなかった。自分はバスクチーズケーキを注文したことがあるので、その日はコーヒーゼリーを注文するつもりで店に行っていた。
あるお客さんが「…雑貨を見たいと思っていて…チーズケーキも気になったのでお店に来ました。今日はチーズケーキはありますか?」と店主に質問する声が聞こえた。店主は「今日は朝から次々と売れたので、もうなくて…チーズケーキは土日だと早い時間になくなることが多くて…うちのお店は、コーヒーゼリーもおすすめです!自家焙煎したコーヒーでゼリーを作っていて、一晩かけてコーヒーの味をなじませた牛乳を上からかけてます!」というような返答をしていた。そして、そのお客さんはコーヒーゼリーを注文していた。
耳に入ってきた会話を聞きながら、「バスクチーズケーキは平日ならある程度、余裕がある」ことと、「土日の場合、早めに来たら注文できるかもしれない」ことを伝えながら、「コーヒーゼリーもおすすめ」で、「具体的にどのような特徴があるのか」を伝える、店主の絶妙な返答に、感動している自分がいた。
以前、バスクチーズケーキとコーヒーを注文した時、店主は3種類ほどあったコーヒー豆のそれぞれの特徴を説明してくれて、自分はコーヒー豆を選んだことを思い出した。「あの時も店主が絶妙な間で話かけてくれて、他愛もない会話をしたな…今回もコーヒーを注文して、店主と会話をしたらよかったかな…さすがにコーヒーゼリーとコーヒーはおかしいか…」なんてことを考えていた、その時。
「お味、いかがですか?」
絶妙な間の店主から話かけられた。
「美味しいです!」と答える自分。
「以前もイートインご利用いただきましたよね。たしか…」
しばらく店主と会話した。
えぇぇぇぇぇぇぇ、、、
自分は「人に顔を覚えられることなくモブキャラとして過ごしたい」と思いながら日々を過ごしているので、しばらく期間を空けてから店に行ったのだが、以前の他愛もない会話も店主は覚えていた。
今度は店主が忘れた頃に行こうかな。しかし、月末頃に新商品が入るらしいので、店主が忘れる前に行くかもしれない。
ちょっと感動したいので、雑貨、コーヒー、スイーツ、そして、店主の人間力に感動できる、『KANDO』という店に行ってみた。
【2023年11月 追記】
オンラインショップを始めたそうです。
【2024年2月 追記】
LINEを始めたそうです。
自分は「モブキャラとして日々を過ごしたい人間」という話を書きました。
【2024年5月 追記】
自分の好きな「和歌山市 雑貨屋 紹介」という話を書きました。
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