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ヨーロッパの田舎で家を買う。ビフォーアフター リビング編

今回のビフォーアフターは、家の中でおそらく一番面積が広い、リビング。

ここも大胆に、ガラッと変わった。

リノベ前は、このリビングが壁で2つの部屋に仕切られていて、奥に小さなベッドがあり、そこが小さな寝室になっていた。私たちは、この中途半端な壁を取り壊して、一つの大きなゆったりとしたリビングに変えることにした。

ビフォー。手前がこじんまりとしたリビングで、奥が寝室。

私たちの場合、そんなにしょっちゅうお客さんが来るわけではないから、誰か来た時は、リビングに寝具を置いて寝てもらう形で良いだろう、ということになった。

元々あった奥の寝室。これはこれでこじんまりした空間で可愛らしかったな。

奥の窓も庭に抜けるドーンと大きな窓にしたかったので、壁も窓も全部ぶち抜く!

全部取っ払ってスケルトン状態

反対側の壁には暖炉がついていた。暖炉のある家にずっと憧れていたから本当に嬉しい!

夫、雄一氏が、この暖炉をもっとかっこ良くしよう、とさらに壮大な計画を立てた!

形はちょっと古臭かったので、暖炉の機能はそのままで、フォルムを変えるために少し削る。

ちょうどこの暖炉を作り直しているタイミングで、日本で大工をやっている雄一氏の友人、日置君が遊びに&手伝いに来てくれたのは、とても助かった。

日本で一緒に仕事をしていたことがあるので、あ、うんの呼吸で作業が進む

この辺りは石屋さんがたくさんあり、私たちはリノベーションでフル活用。暖炉用には庭の敷石として使ったグレーの石の余りを利用。

外の家周りに敷いた石。この石の余りを暖炉に利用。


モザイクのように、少しずつ形を合わせて貼り付けていく
これも気が遠くなるような、大変な作業!

いつも作業に付き合わされてた愛犬、みかん。冬の寒い時は暖炉をつけて内装工事。

そしてついに、かっこいい、美しい暖炉が完成!

どっしりと重厚で、この部屋で圧倒的な存在感のある暖炉になった

そしてこの次は床。床のタイルは剥がさずに、上から板を貼っていくことに。このタイルの床は、ひんやりと冷たくて、味気なくて湿気も伝わってくるから、天然素材の板に変えることは必須だった。

これも雄一氏が黙々と作業を担当
エントランスと続けて床板が美しく張られた!

部屋の印象が全く違う。やっぱり天然床板、気持ちいい。

仕上げのワックスを塗ると、少し赤っぽい色に。
まだ家具も何もないので、時々こうやってキャンプ気分で寝袋で宿泊

奥に窓も取り付けられて気持ちがいい!これからは、リビングから外にそのまま出入りできる。

この日は工事のために使っている道具を全て広げて整理の日。これだってほんの一部。この家を作るために、こんなにたくさんの道具が必要なんだなぁ!

横の窓からの眺め。窓を開けると緑があるのって素晴らしい。この木の雨戸は作り直して白く塗った。

そして、ついに家具も買い始め、なんとなく出来上がった空間。

抜け感があって、光の入る気持ちの良いリビングに。

大きなテーブルは、中古家具を修復して販売している店で購入。ソファはARインテリアショップで。そしてカラフルな絨毯は、モンサラーシュというポルトガル中部にある村で織られているアレンテージョのラグ。

今現在は、天井にランプシェードもついて、家具も少し増えているのですが、写真を全然撮っていないことに気づいた。。また写真撮ってアップすることに致します。

そんなわけで、今では週の半分くらいはこちの家で時間を楽しんでいる。
冬は暖炉の前で読書したり、


作業したり、


購入したから実際に生活ができるまでは3年ほどかかったけど、朝の光を感じながらのリビングにいると、贅沢な時間を手に入れたなぁと思う。


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