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転職・キャリア・サバイバル 35年で21社の体験談

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35年で21社に勤めた私の転職体験、仕事しながら学んだこと、失敗談、採用担当としての視点などなど、体験したからこそのお話をざっくばらんに語ります。これから就職、転職をされる方の参… もっと読む
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開催告知『転職なんか怖くない』6月1日@九段下

久しぶりにセミナー・ワークショップを企画いたしました。 詳細は以下のPeatixイベントページよりご確認くださいませ。 転職なんか怖くない! 転職準備エッセンスを2時間半にギュギュっと抽出 エスプレッソなセミナー&ワークショップ 転職を考えている、直面しているけどちょっと不安がある…という方にぜひご参加いただきたい内容です。 またそういう悩みを抱える方が身近にいらっしゃいましたら、ご案内いただけたると嬉しいです。 会場でお目にかかれるのを楽しみにしています!

謎が解けた…あの原因がまさか異文化だったとは!

娘にイタリア移住を勧められた (!)のをきっかけに読み始めた『経営戦略としての異文化適応力』。あまりに面白過ぎるので、途中から、娘に借りた本ではなくて自分の分を買って線を引きまくって第一ラウンド読み終えました。その経緯は以下の「長年の謎が解ける…異文化のはなし」に。 この本の良いところの一つは、各次元(異文化の切り口とでもいいましょうか)の説明の中に、著者お二人のグローバルなお仕事体験からの実例が挙げられていることだと思います。 理論だけ頭でわかって、なんとなく「なるほど

合わない職場での意外な収穫

カルチャーマッチしない職場でたいへんな思いをしたので異文化研究の本を読んで目からウロコ、な話を先日書いてみました。 そのことを考えていて、ふと気づいたのは、でも合わないなりに私としては忍耐して働いていた中で収穫があったじゃない!?ってことです。 ”金融・大手・日系の三拍子と同じくらい苦手で避けたい”と経験から思うのは省庁系組織です。通算4年経験しました、1年は派遣で、続いて別の組織で契約職員として3年弱。 「空気って重さがあるんだ?」を実地体験した職場でしたが、なんとそ

長年の謎が解ける…異文化のはなし

先日、娘にいきなり「ママ、イタリアに移住したら?」と提案されました。 「それはムリでしょう、教会がXX(地名)なんだから~」と答えました。だってクリスチャンにとって、所属教会が近くにあることは大事なことです。遠い所から時間をかけて通っている兄弟姉妹もいますが、日曜礼拝は毎週のことだから、私は近くに住みたい…。 それにしても、どうしていきなり”イタリア”を提案したのか気になるので理由を尋ねたところ、出てきた答えがこの本でした;『経営戦略としての異文化適応力』 ここにイタリア

キャリアで取ったもの、捨てたもの

ここまでのキャリアを振り返って、「あれは捨てたな」とか「これは何より優先して残した、取っておいたな」というものはありますか? 私が捨てたもののひとつは「退職金」でした。 約30年前、3年間勤めた日系損保企業(一年更新の契約社員でした)、を辞めて米系半導体企業に転職する時、高校時代の友人に言われました「アメリカの会社なんて景気が悪くなればすぐに社員の首を切ったり日本から撤退するかもしれないのに。母子家庭なんだから子供の将来を考えて安定した仕事をすべきでしょ」と。当時は、入社

職場の友達

「職場にベストフレンドはいますか?」 と聞かれた、あなたは何と答えますか? これは、以前勤めた会社でGallup(ギャラップ)社のエンゲージメントサーベイを実施した時に含まれいた質問です。 「はい」の回答が多い職場では社員のエンゲージメントが高い傾向にあるというのがGallupの見解。 私自身、20社超の職場経験を振り返っても、友達と呼んだかどうかは別にしても、親しく付き合える人がいた職場のほうが、比較的長く務めることができたように思えます。 ただ、私の場合は、仕事

そこに心はあるか?

現在、派遣社員として働いてる職場がとても素晴らしいことを一つ前の投稿に書きました。 素晴らしくしている理由のひとつは、役割ごとのあるべき姿とそれに紐づく行動がきちんと定められていることだと思えます。 そこまでは、多くの会社で実施されていることですが、その先の、その実践が伴うかどうか、が肝。 実践がなければ、どんな立派な文言でも、絵に描いた餅…。(表向き、そういう風に制度が造りこまれていても、評価のところで曖昧だったりブラックボックスな会社もあります…残縁ながら)。 でも、

派遣社員が尊重される職場

2年前の4月に「ダイバーシティと非正規雇用」について書いてました。 私自身の非正規雇用体験(派遣や期間限定契約職員など)から、今や雇用市場の3割を占める非正規雇用も、ダイバーシティの人材に含めなければ真の多様性の尊重や実践、また組織の成長もあり得ないのでは? という問題提起でした。 その時点では、それを実践している組織に出会ったことがなかったので、理想と願望を込めて書いたわけです。 が、昨年11月中旬から派遣社員として働いている職場では、驚くことにその願望の実現を体験中

いつまで、何をして、何のために働くか?

お正月に年金定期便のお知らせが来たので、久々に、つまり昨年のお正月以来かと思いますが、年金ネットにログインして内容を確認しました。 昨年、60歳になったので国民年金の保険料支払いはありませんでしたが、数か月社会保険に入っていたので厚生年金保険料の支払いをしました。だから、当然、受取額も上がっているかな?と期待してチェックしてみたところ、なんと、保険料は払ったけれど受取額は微減…。 それで、受け取り年齢の延期チャートで、いつまで延期したらどれだけ受取金額が増えるのかを確認し

開催報告「職場のダイバーシティ」~"Diversity in the Workplace"

11月11日(金)に東京国際大学にて、Diversity in the Workplace のタイトルで講義をさせていただきました。 昨年は日本語で実施しましたが、今年は言語コミュニケーション学部の日本人学生と留学生のみなさんが対象だったので、英語に切り替え。また、導入部分の障害者雇用および男女雇用機会均等法の変遷以外の関連情報は、今年の情報や出来事をピックアップして入れ替えました。 どんな感じだったのか? を、同行の学内報に掲載していただきましたのでご紹介します。 同

外資系企業からグローバル企業へ

私自身のキャリアを振り返ると、いわゆる『外資系』企業での勤務経験が多いです。日本系よりは外資系のほうが、自分にとっては働きやすい、日本企業に比べたら水が合う、と思って選択してきたから。 でも実際のところはどうだったか? そもそも外資系って、資本が外資ってこと。でも私が働いてきた外資系企業は、資本は外資でも、(日本法人の)職場の同僚はほぼ日本人で、外国人はたまに本社の人が出張で来る程度、「英語力要」の条件で入社したけれど英語のコミュニケーションは自分のポジションでは結果的に

感心しちゃった組織文化の体験談

知る人ぞ知るサーバントリーダーの先駆者といえば、『最後の晩餐』の席で弟子たちの足を洗ったイエス・キリスト。 そんなイエス様の教えを知ってか知らずか、部下に寄り添い支えるマネジャーたちの姿に感心してしまった、そんな体験をシェアしてみました。

やっぱり問題の根っこは『組織風土』!

みずほ銀行のシステムトラブルも、三菱電機の不正も、問題の原因、根っこにあるのは、「物を言えない組織風土(文化)」だそうです。 ああ、またか…という感じ。今さら、という感じも…。 35年で20以上の組織に身を置いてきた中で、それは嫌と言うほど経験してきました。言えない空気の中で、それでも敢えて言っては返り血を浴び、みたいな(苦笑)。 だから、やっぱり、今だからこそ、もっと手遅れにならないうちに、組織文化について真剣に考え取り組むことが、組織の生き残りのために不可欠なのでは

本当は編みタイツが好き!

そうなんです。 「仕事にふさわしい服装で仕事力アップを図りましょう!」と、もちろん本気で、提唱する傍らで、網タイツが好きです。 別に問題ない? 何の矛盾もない? でも、お洒落が好きだから会社員時代は、網タイツ履いて通勤したいわけ。特に夏はストッキングに耐えられないし。かといって、いくらなんでも素足は、美観的にも常識に照らしても、あるいはクーラー対策的にも、あり得ませんから。 網タイツっていうと、いわゆる、ひし形の目の、小さめから大きめまであります。定番はなんといっても