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転職・キャリア・サバイバル 35年で21社の体験談

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35年で21社に勤めた私の転職体験、仕事しながら学んだこと、失敗談、採用担当としての視点などなど、体験したからこそのお話をざっくばらんに語ります。これから就職、転職をされる方の参… もっと読む
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#外資系

長年の謎が解ける…異文化のはなし

先日、娘にいきなり「ママ、イタリアに移住したら?」と提案されました。 「それはムリでしょう、教会がXX(地名)なんだから~」と答えました。だってクリスチャンにとって、所属教会が近くにあることは大事なことです。遠い所から時間をかけて通っている兄弟姉妹もいますが、日曜礼拝は毎週のことだから、私は近くに住みたい…。 それにしても、どうしていきなり”イタリア”を提案したのか気になるので理由を尋ねたところ、出てきた答えがこの本でした;『経営戦略としての異文化適応力』 ここにイタリア

キャリアで取ったもの、捨てたもの

ここまでのキャリアを振り返って、「あれは捨てたな」とか「これは何より優先して残した、取っておいたな」というものはありますか? 私が捨てたもののひとつは「退職金」でした。 約30年前、3年間勤めた日系損保企業(一年更新の契約社員でした)、を辞めて米系半導体企業に転職する時、高校時代の友人に言われました「アメリカの会社なんて景気が悪くなればすぐに社員の首を切ったり日本から撤退するかもしれないのに。母子家庭なんだから子供の将来を考えて安定した仕事をすべきでしょ」と。当時は、入社

外資系企業からグローバル企業へ

私自身のキャリアを振り返ると、いわゆる『外資系』企業での勤務経験が多いです。日本系よりは外資系のほうが、自分にとっては働きやすい、日本企業に比べたら水が合う、と思って選択してきたから。 でも実際のところはどうだったか? そもそも外資系って、資本が外資ってこと。でも私が働いてきた外資系企業は、資本は外資でも、(日本法人の)職場の同僚はほぼ日本人で、外国人はたまに本社の人が出張で来る程度、「英語力要」の条件で入社したけれど英語のコミュニケーションは自分のポジションでは結果的に