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不採用は気にしない!

結論から申し上げると、不採用になっても気にしないことです。まして、人格を否定されたとか、自分が足りない人間なのか?なんて、落ち込む必要はありません。

どうしてそんなことが言えるのか?って、それは不採用という決定だから…。

でおしまいにするとあんまりなので、理由を挙げてみたいと思います。

採用側からするといろいろな理由が考えられます。

  1. あなたよりもっと適した人材がいた。単に比較の問題。

  2. 職務経験や能力は満たしているけれどカルチャーフィットしない:
    私がファッションブランドでIT職の採用をした際に、この理由でお断りしたことがありました。小売業なのでIT部門の人はお店のスタッフと上手にコミュニケーションを取ってサポートすることが期待されます。ある候補者の方は能力と経験は求める条件に合致していましたが、面接官(IT部門長と私)とのやり取りを通して、「この人はお店のスタッフとの会話が難しそうだね」という結論に至り、お見送りとなりました。

  3. 部門内の人員構成的にフィットしない:
    既存のスタッフとの年齢・経験含めたバランスや相性も大事ですよね、チームワークだから。

  4. 長い目で見て…。
    最近の採用では年齢制限をかけるのは一般的にはアウトなようですが、長く働いて欲しいとか、ジュニアから育てたいというポジションの場合には、ミドルシニアにとっては年齢が断られる理由になることもあります。それはもう、採用側の事情なので「そうですか」と受け入れるのみ、ですよね? そこに対して何か言ってみても何のメリットもないわけですし。ただし、この理由は応募者には直接伝わらない可能性もあります。人材紹介会社経由なら、コンサルタントへのフィードバック留まりかも。

  5. オーバースペック
    これで断る、断られた事例は私自身の経験も、自分以外にもいろいろ見てきました…。
    などなど

不採用になるというのは、つまり、不採用なわけで、そこを何かの手違いとか間違いで潜り抜けて入ったとしても、やっぱりいろいろな意味で合わないとか支障が出るのだと思います。合わないにわざわざ入って余計な苦労をする必要はないわけで、先方が合わないと判断してくれたのだったら、それは避けるべき場所で良かった、と受け止めてみましょう。

そう言うのは、つまり、私は間違ってあちこち入ってしまったな、という苦い経験があるからです(笑)。

それでも、例えば、最終面接まで行ってそこで落ちた、不採用通知をもらった場合などはかなり残念無念な気持ちになりますよね? 私もはるか昔の新卒の就活で、2社ほどそういう思いをしました。しかも、本人的にはその時の大本命、アパレル系の大企業と商社のアパレル部門でした…。

でも、最終で落ちたということはつまり、社長面接とかそれなりの意思決定者レベルでの判断なので、平たく言うと、そこで気に入られなかったということは、仮に入れたとしても、やっぱり最終的にそこで気に入られなくてかえって辛い思いをする羽目になったかもしれない、ということですよね? 人事評価とか、昇格とか、人事異動とか様々の場面で。結局のところ、人間社会なので、ね?

ついでにもうひとつお伝えしたいこと。

応募する側は、自分ではそれなりに調べてこの会社が良い!とか、ここなら自分が貢献できる!とか判断して応募するわけですが、その時点でその会社に対して自分が理解できていることって本当に一握りなわけです。

だから、その時点でどんなに自分では双方に最適!と思ったところで、実は自分の知らない所でそうじゃない事情がたくさんある、ということもあります。

だから、つまり、言いたいことは、不採用になったら未練を残さずに、まして間違っても自分を落とした会社や面接官を恨んだりはせずに(そんな人はいないか?)、頭と心をさっさと切り替えて自分に合った職場を求めて前進するのが心身の健康のためにも、明るい未来を拓くためにも良い、ということです!

冒頭のイラストはhonochanさんからお借りしました。ありがとうございます!


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