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内定がもらえない。そもそも就きたい仕事がわからない。

私が就職活動していたのは2003~2004年。もうずいぶん前です。
きっと今の状況はごろっと変わっているのでしょう。なんの参考にもならないかもしれませんが、ここは振り返り。私の体験を綴ってみます。

大学時代初めてのアルバイトはメンバーにも恵まれ、楽しく、学校の勉強も初めて楽しいと感じることができる期間でした。丸暗記は苦手なものの、興味ある宗教文化や人々の地域ごとの生活文化などについてレポートを考えて書いたりすることはとても楽しい時間だったのです。

アルバイトのお金がある程度貯まると興味のある国へ旅行に行くなどしてとても充実した学生生活を送っていました。

ただ就職活動が始まってみると、【自分が会社に勤める】ということが全く実感も意欲も湧かず、何の職種に、会社に行きたいのか自分でもよく分かりません。

ただ社会に出る経験はした方が良いだろう。
という漠然な思いだけで就職活動を始めることになります。

それはもう手当たりしだい。不動産、製造業、小売業、ブライダル業界、マネキンの会社、塾講師などなど目についたところに応募、就職イベント、色んな企業が行っている自分の強みを発見するワークみたいなのにも参加してみました。

どこに行っても、何を言っても自分が自分でない感じ。

そんなふわふわしたものだから、面接で自分の言ったことを質問で詰められる。そこでまたなんとか取り繕う。内定どころか最終試験すらたどり着けない状態。友人達はどんどん自分の希望する会社に決まっていく中、とても取り残された寂しさと焦りとみじめな気分にもなっていました。

どうしたものか。と思っていた時、派遣の会社に登録することに。

面接試験と筆記試験があって、ひとまず登録を済ませてみたところ、しばらくしたらお仕事の案内がきたのです。

当時、紹介予定派遣という形がありました。
新卒1年目の人材が派遣社員として働き、一定の期間勤め会社と本人が同意したら会社の正社員になれるいうシステム。

私にきたお話はその紹介予定派遣で銀行の融資事務のお仕事でした。

特に何の仕事がしたいというこだわりもなく、とりあえず就職を。という気持ちだけだった私はすんなりそのお仕事に就くことを了承し、思いがけず銀行の融資事務の世界を垣間見ることになったのです。


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