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自分の仕事を持ちながら無農薬自給米を育てる実践編04 孤独の向こう側 田植え編

ある時

自分が食べるお米を作ってみたいと思った

その時 僕は27歳でアジアを1年旅して

沖縄に帰った直後だった

沖縄での米作りは2日目にクビになり

2020年京都でリベンジとなった

さあ

田植えをはじめよう

苗は手に入っただろうか

無農薬無化学肥料でやるなら

ぜひ無農薬無化学肥料で育った

たねもみと苗を手に入れてほしい

これも多くの農家に

忘れられている事だが

たねは記憶をもっている

無農薬で化学肥料のない環境で育った

稲は次の年も力強く育つ

初めての土地も数年たねを継いでいくと

その土地の稲となっていく

はじめの年は苗をもらうとして

無農薬無化学肥料の

苗があまるのは6月くらいからだろう

稲の品種は数百はある

気に入った名前の品種を植えるといいだろう

もし余裕があればもち米も植えよう

自分のもちを年末につくのもいいと思う

想像以上のうまさにおどろくとおもう

無農薬無化学肥料で育てた米やもちの味は

本当に自然な味なのだ

苗をもらったら

代掻きをした田んぼの水位を1,2センチくらいに

おとして 田んぼにトンボで線を引いていく

線を東西南北に引きその交点に苗を

1本ずつ手で浅く植えていく

大事な事をいくつか

1,代掻き後の田んぼは精一杯たいらにすること

2、風の強い日には田植えをしないこと

3、水は出来たら1.2センチ張ること

4、苗の根ついた雑草は一緒に植えないこと

5、倒れない程度に浅く植えること

6、できたら2人以上で植えること

解説

1、田んぼを平らにするのは後々すごく管理に影響する
水が深いところは稲の生長が遅れ水がこない浅いところは
雑草だらけになる

2、風の強い日に無農薬で育った大きな苗を植えると
根が付く前に倒れて浮いてしまう、風の強い日に
倒れないように深く植えすぎると
稲の生長が遅れてしまう

3、水を浅く残しておくことで指が泥だらけにならない
また水が落ちて空気にふれた雑草のたねは一斉に発芽する

4、苗の根には小さな雑草がよく絡まっているそのまま植えるとあとでその雑草が稲の株本ではびこり生長を阻害する

5、苗の基本は浅植え指の関節1つくらいで倒れない程度にしておく

6、田植えという作業は大勢にこした事はない、その日にひとつの田んぼが終わればその分大事な初期の除草作業に専念できるからである


田植えの間隔は株間と条間という 田植え機は横より縦の間隔が狭い

手で植えるぼくらは間隔は自由だ

30センチ正方形間隔くらいから 地力を見て徐々に変えていく

田植えの線引きも自由だ

トンボに間隔ごとに棒をつけて 押したり引いたり

印のついたひもを引いたり

四角い升や六角升をころがしたり

SNSや周りの人に聞いて自分でいい方法を見つけてほしい

もし

あなたが1人でも大丈夫

何日かやれば必ず終わります

僕は仕事が終わって夜11時まで毎日ヘッドライトを

つけて田んぼで田植えをしていました

ただしこれはおすすめはしません

夜の田んぼは美しいですが、危ないことも

多々あるからです

それは蛇だったり転んで転落したり

リスクは高くなるし

集落では変人扱いになります

田植えは村社会です

いろんな人に声をかけてみてください

あなたの情熱に侵される人がいるはずです

村社会では田植えは女性の仕事だったそうです

早乙女といって若い女性が大勢で植えたそうです

隣やそのまた隣の村から応援の女性を呼んだそうです

女性達は泊まり込みで来てくれたそうです

その時に足腰が強くてよく働いて

丈夫な子を産みそうな女性を

地元の人は見ていたそうです

近くの人だと血が濃くなりすぎてしまうという

のもあったのでしょう

女性も男性も田植えは

大変だったけど

にぎやかでとても楽しかったそうです

歌いながら働いていたそうで

想像がつかない世界です

そんな話を

隣村の古老に聞いて

その同じ田んぼで今は

一人で手で植えている自分が滑稽で

とてもおかしかった

楽しいのは今も同じだけど

もし田植えがたのしくなくなったら

僕は田んぼを辞めると思う


そして無農薬無化学肥料の稲の田植えは

6月なので雨とも向き合うことになる

薄く張った水は雨で濁りトンボの線は見えなくなり

水をすべて落とすと強い雨でたたきつけられ

トンボの線は消えてしまう

そうこうして1週間2週間となると

雑草に追いつかれていく

なので

田植えは大勢で終わらせたい

あなたが

田植えが終わった

その時に注意してほしい

初めての稲作の場合

地主さんやとなりの農家さんが

好意で田んぼに除草剤をまいて

くれようとするからだ

実際僕も最初の年は撒かれそうになった

何度も言うようだがそれは多くの人には

朝起きて歯を磨くように当たり前のことで

なにも疑問のない事なのだ

多くの農家さんは無農薬というのは

殺虫剤を使わない事で

除草剤は撒いても無農薬と思っているのだ

残念だけど事実だった


大勢であれ一人であれ

田植えは終わったら一息つけるだろう

一瞬胸をなでおろすと

そこから

無農薬は草と向かい合うのだ

つづく







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