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【News! AIRS-Lab #049】今週のAIトピック「『デジタル故人』の需要」、明日9/12(月)のライブ講義など

皆様こんにちは、 講師の我妻(@yuky_az)です。

今回は、明日9/12(月)のライブ講義、今週のAIトピック、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。

この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。


【ファインチューニングの活用】

明日9/12(月)の21時から、ライブ講義「AIで小説を執筆しよう!【GPT-2】」 Section3が始まります。

AIで小説を執筆しよう!【GPT-2】 Section3 【Live!人工知能 #101

「GPT-2」というAIのモデルを使用し、日本語で原稿を自動執筆します。

本講座では、Google Colaboratory環境で、PyTorch、GPT-2を使ってテキスト自動生成のコードを実装します。

最初にGoogle Colaboratoryの使い方、PyTorchの基礎を学んだ上で、シンプルなAIテキスト生成を実装します。

さらに、AIテキスト生成の仕組みを学んだ上で、最後にAI執筆のテクニックを学びます。

AIによるテキスト生成は、小説の執筆だけではなくコピーライティング、ブログ記事の生成など様々な分野で応用が可能です。

Pythonのコードを書きながら、AIによるテキスト生成を楽しく学んでいきましょう。


【今週のAIトピック: 「『デジタル故人』の需要」など】

「デジタル故人」の需要について。

故人をチャットボットとして残すこと、意外と望んでいる人は少ないようです。

生前の本人の意思が大事なるかと思いますが、それを文章として残す「D.E.A.D」というサービスが普及してきています。

終活の一環として、自身を人工知能として残すという選択肢、そろそろ現実味を帯び始めているのではないでしょうか。


政策を全面的にAIに委ねる、デンマークの「人工党」に関する続報です。

> 同党は国連(UN)の「持続可能な開発目標(SDGs)」の18番目として、「人間とアルゴリズムが今よりも直接的に共存する」という目標の追加を支持しているという。

日本にこんな党ができれば個人的に応援するのですが...

> 同党が来年の総選挙で候補者を擁立できるかは不透明だ。候補者擁立には2万182筆の署名が必要だが、公式データによると、現時点ではわずか4筆にすぎない。だが、議席を獲得できれば、同党は国会議員の仕事とAIを結びつける計画だ。

4筆か...この党が十分な認知を集めるにはまだ時間がかかりそうです。


ユーザーの悩みに答える仏像型のAIが京大で開発されたとのこと。

> 「ブッダボット」と名付けられた対話型のAIは、京都大学「人と社会の未来研究院」の熊谷誠慈准教授や、僧侶などでつくる研究グループが開発しました。

現役の僧侶が開発に参加しているようですが、アプリで宗教的な「有り難さ」を感じることは可能なのでしょうか。

儀式やモニュメントなしに、宗教のエッセンスをアプリに抽出できるのか、あるいみ宗教の本質が問われているようにも思えます。

もしそれが可能であるならば、未来の宗教はチャットボットやSNSなどで形作られるようになるのかもしれないですね。


「AI創薬」について、現場の研究者からの率直な意見です。

創薬においてAIは人間の意思決定を補助するツールに過ぎないのですが、導入にはインフラの整備や各部署の調整、関係者の教育などで膨大な手間がかかるとのこと。

現場において、AIは「打ち出の小槌」では無かったようです。

新しいチャンスではあるのですが、必ずしも現場を楽にしてくれるものでは無さそうですね。


「Sensorium Galaxy」というサービス、AI が生成した音楽を24時間ライブストリーミングするメタバースのようです。

クラブのような空間で、おしゃれ宇宙人と一緒にダンスします。

AI アーティストが選曲し、空間を演出しているとのこと。

これをサブモニターで流しながら仕事する...というスタイルもありなのかも。


太平洋を泳ぐザトウクジラ達の間に、ヒットソングが存在するとのこと。

以前に大西洋のシャチの間でヨットを破壊する遊びが流行っているとのニュースがありましたが、クジラたちの間にも流行が存在するようです。

流行に乗ったクジラの歌はネットワークのように伝播し、驚くべき範囲に届きます。

オーストラリアで歌った歌が、1万4000km離れたエクアドルに伝わるそうです。

クジラの歌って何らかの目的があるのか、それとも単なる娯楽なのか、どちらなんでしょうね。

そういえば、「ナチュン」というコミックでは、イルカの歌の解析を汎用人工知能の開発につなげていました。


画像生成AIと著作権について、法律家の方がまとめています。

https://storialaw.jp/blog/8820

それにしても長い...かなりややこしい問題のようですね。


塩味を強化する食器型デバイス。

未来の料理は、「いかに脳を騙すのか」を考慮するようになるのでしょうか。


【コースの一部無料公開について】

Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。

【Section2: シンプルなAIテキスト生成】AIで小説を執筆しよう!【GPT-2】 Section2 -Udemyコースを一部無料公開-:


【AIと遊ぼう!AIRS-Lab】

YouTubeチャンネル「自由研究室 AIRS-Lab」で、AIの魅力を発信する動画を公開しています。

「『チューリングテスト』とゲーム」【AIと遊ぼう! AIRS-Lab #089】 :


【書籍】

新たな著書「PyTorchで作る!深層学習モデル・AI アプリ開発入門」が9/5に書店に並びました。

Udemyコース「PyTorchで実装するディープラーニング」がベースですが、コースの書籍化はこれで4冊目です。

PyTorch を使い、CNN による画像認識、RNN による時系列データ処理、深層学習モデルを利用したAI アプリの構築方法を学ぶことができます。

また、他のUdmeyコースの書籍化の企画が既に始まっています。どうぞご期待ください。


今後も、皆様にとって有益なコンテンツを提供していけたらと思います。

ご意見、ご感想、コースのご要望などがありましたら、ぜひお聞かせください。

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