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《日日是「旅」好日 -La vida es un viaje-》 散歩をこよなく愛する…

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《日日是「旅」好日 -La vida es un viaje-》 散歩をこよなく愛する旅人の思い出日記。47都道府県&五大陸, 世界34の国と地域と海外領土。お気に入りの場所を見つけて繰り返し行くのが好き。主に女ひとり旅。たまにスペイン語のことと通訳ガイドのことも。

マガジン

  • 魅惑のメキシコ

    初めてメキシコの地を踏んでから四半世紀。近年は年に一度訪れるほど、もはや第二の故郷となったメキシコ。有名観光地からPueblos Mágicosと呼ばれる日本遺産みたいな小さな町まで、いろんなメキシコをお伝えする、愛を込めたメキシコ旅日記。

  • 通訳ガイドの下見旅

    頭より感覚を大切にしたい。そんな思いもあり、私の下見は場所の第一印象を記憶するために、事前情報は最小限で訪問する。ゲストが初めて見た時と同じ目線になって、何に惹かれてどう動こうとするのか。ガイディングや行程管理を意識したシミュレーションはその後に行うため、余計に時間がかかってしまう方法だけれども、このやり方で10年やってきた。そんな初回の下見旅の記録なので、役に立つことは少ないかもしれないけれど共感してくれる人がいれば嬉しい。

最近の記事

  • 固定された記事

現代建築の宝庫 ロッテルダム

オランダ冬旅 ロッテルダム建築散歩編ロッテルダムを今回のベルギー旅行に加えたのは、面白い現代建築にあふれる街だったのが一番の決め手だった。散歩しているだけで色んな建物が目に入ってきた。その中で特にユニークだった有名TOP3を中心に振り返り。 キューブハウス(Kubuswoningen) 1984年完成なので現代建築の括りに入ると思っていたが、近代建築と紹介されているのを間々見かける。「いま」に繋がりが薄い(現在完了形ではなく過去形みたいな感覚?)、という意味で近代建築なの

    • ヨーロッパ的なお城とバッタのおつまみ 〜メキシコシティ〜

      メキシコはサボテンのイメージはあっても、お城のイメージはない気がする・・・でも、メキシコシティには、とても素敵なヨーロッパ的お城があるのです。 チャプルテペック城 Castillo de Chapultepec いかにもヨーロピアンな雰囲気のこのお城は、スペイン王領(ヌエバ・エスパーニャ副王領)時代に建設が始まったメキシコシティにある18世紀の建物。 19世紀に初代メキシコ大統領が国立博物館に指定し、アメリカによる侵略戦争やメキシコ革命に関連するものを展示する植民地時代

      • セントロ散策 大統領選の熱気に巻き込まれ退散 メキシコシティ2024

        思い出のデザートを食べながら、お決まりのセントロ散策コースをのんびり巡ろうと思って到着したメトロHidalgoの駅。 いつも人が多い場所とはいえ、異常な人混み。 なになに?どうしたの? そう思って地上に出ると、アラメダ公園も周辺の通りも人でいっぱい。 あ、選挙だ。 2024年は6年に一度の大統領選のある年。日本だと「現内閣」みたいにいううことがあるが、メキシコだと「este sexenio」という。sexenioは6年間という意味で、大統領の任期が再選なしの6年と決めら

        • 1999→2013→2024 サン・ミゲル・デ・アジェンデの街はどう変わった?

          11年前の2013年以来の訪問となった今回の旅。アメリカ人受け感が強まったこと、宿泊施設がAirbnb的な場所が中心になったことが、前回からの大きな変化かな。今回は、昔の写真を交えて、サン・ミゲル・デ・アジェンデ観光の参考情報をまとめて終わりにしようと思う。 5年後10年後に街の様子が変わっていたら、それはそれで懐かしい情報になるよね。 今回の旅行プラン サンミゲルデアジェンデの観光エリアは小さいので、丸一日あれば十分に見て回れる。時間がなくても、メキシコシティを起点に

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        • セントロ散策 大統領選の熱気に巻き込まれ退散 メキシコシティ2024

        • 1999→2013→2024 サン・ミゲル・デ・アジェンデの街はどう変わった?

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        • 魅惑のメキシコ
          8本
        • 通訳ガイドの下見旅
          1本

        記事

          過去旅おもいで記録 不思議な老人の仮装 〜San Miguel de Allende〜

          忘れていた旅のおもいで 前回サン・ミゲル・デ・アジェンデに来たのはいつだっただろうか。撮りっぱなしのGoogleフォトを遡ると、とても賑やかな写真が出てきた。そうだそうだ、2013年にこの街を訪れたのは、友人らと4人で9月下旬のサンミゲル祭を見に行った時だった。 様々な衣装や仮装のパレード(というほどあらたまっていない)の写真は見ているだけで楽しい気持ちになった。当時も確かスマホだったと思うけれど、やはり画質が年々向上していることが顕著にわかる。でも、街の風景として人物の

          過去旅おもいで記録 不思議な老人の仮装 〜San Miguel de Allende〜

          【美術散歩】メキシコの現代画家ルイス・ニシザワ~San Miguel de Allende編~

          サン・ミゲル・デ・アジェンデ滞在中に2か所の美術施設に訪れた。どちらも雰囲気のある空間で、しかも無料。ゆったりとアート鑑賞ができた。 1. Museo "Casa del Mayorazgo de la Canal"アジェンデ庭園の北西角にある、昔の大邸宅を改築したMuseo "Casa del Mayorazgo de la Canal"は、現在メキシコの銀行Banamexが所有し、美術コレクションを展示している。入口を見ただけでも、いかにもお屋敷だったのがうかがえる。

          【美術散歩】メキシコの現代画家ルイス・ニシザワ~San Miguel de Allende編~

          メキシコのシスティーナ礼拝堂 アトトニルコ

          これほど美しい教会がメキシコにあるとは、今まで知らなかった。 教会の内部は、息を呑むような美しい壁画が一面に描かれている。 サン・ミゲル・デ・アジェンデから約12kmの距離にあるAtotonilcoというわずか数百人の人口の小さな町に、この美しい教会「Santuario de Jesús Nazareno de Atotonilco」がある。 華美ではない、しかし優雅さと可愛らしさが感じられる教会。 メキシカン・バロック様式の建築だそうだ。 よく晴れた午前中に訪れたが、

          メキシコのシスティーナ礼拝堂 アトトニルコ

          カラーセンス抜群の魔法の村 サン・ミゲル・デ・アジェンデ 〜2024年お散歩編〜

          メキシコの中でも一二を争う人気観光地のSan Miguel de Allende。メキシコカラーで彩られたオモチャのような街は、メキシコシティからの週末旅行にもぴったりだ。 これまでに、1999年、2012年、2013年と訪れ、今回が4度目(のはず)。 今回は今年訪問した際の写真を中心に振り返る。 まるでディズニーのお城!サンミゲル教区教会 街のシンボルともいえるサンミゲル教区教会(Parroquia de San Miguel Arcángel)を見上げるアジェンデ

          カラーセンス抜群の魔法の村 サン・ミゲル・デ・アジェンデ 〜2024年お散歩編〜

          唯一無二の世界遺産建築物 メキシコ国立自治大学

          出会って25年。 独特な壁画アートの図書館があるUNAM(メキシコ国立自治大学)は、私にとって初めてメキシコに来た当時を思い出す少しノスタルジーになる場所だ。 メキシコのモダニズム美術運動 とりわけ目を引くのが中央図書館の壁画アートだ。 巨大な箱一面にメキシコらしさを全面に感じる壁画がほどこされ、広々とした芝生広場越しに眺めていれば、気がつけば夕方。他の国々とは一線を画した独特なメキシコのモダニズム美術運動が、メキシコ壁画運動だ。20世紀初めのメキシコは、社会変革を希求し

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          広島#1 瀬戸内の新たなアート&建築スポット 下瀬美術館

          美術館であり、建築作品でもあり、さらにはそこに泊まれるとなれば、興味をそそられずにはいられない。しかも私の好きな瀬戸内。昨年の開館より気になっていた下瀬美術館は、近くて遠くに感じていた。仕事で広島に前泊か後泊できれば行こうと思っていたがなかなか機会がなく、今回ようやく同業の友人と訪問することができた。 坂茂建築の静かな美術館 工場やホームセンターの並ぶ町外れの国道沿いに、目立つことなく建っている下瀬美術館。背景には瀬戸内海と宮島(注1)が見える。 敷地内に入っても、目の

          広島#1 瀬戸内の新たなアート&建築スポット 下瀬美術館

          2回のオランダ旅を振り返って

          初めてオランダに行ったのは2018年。スペイン北部の旅のストップオーバーで訪れた。特に興味があった訳ではないが、友人がライデンに住んでいたので選んだ。2回目は、ベルギー旅行のうち1日をロッテルダム散策をした2024年。昔の記憶を辿りながらオランダ旅の記録をしておく。 オランダの都市散策アムステルダムの街並み オランダらしい街といえば、やはりアムステルダムなのだろう。運河や船上住居、風車、可愛らしい建物の街並み。1日だけの滞在だったけど、運河クルーズ、アムステルダム国立美術

          2回のオランダ旅を振り返って

          ベルギー旅行計画の参考情報

          今回の私の旅程 1日目 成田→ブリュッセル 日没後着  ブリュッセル泊 2日目 ブリュッセル観光  ブリュッセル泊 3日目 ブルージュ&ヘント日帰り観光  ブリュッセル泊 4日目 移動/アントワープ観光/移動  ロッテルダム泊(オランダ) 5日目 ロッテルダム観光  →ブリュッセル空港から夜に帰国 6日目 成田 夕方着 ブリュッセル、ロッテルダムともに、ホテルは中央駅から徒歩圏内。市内の移動はすべて徒歩。都市間移動は電車(Inter city, Inter city di

          ベルギー旅行計画の参考情報

          初スリナム料理! ロッテルダム食べ歩き

          2回目のオランダ。 ベルギーで3日間過ごし、一品一品の量が多いこの地域の料理にそろそろお腹も限界が来ていたので,伝統的なオランダ料理以外に何があるか調べてみた。そうすると、なんとも魅力的な料理を知る、スリナム料理!! スリナムはどんな国? ラテンアメリカによく行く私にとって、遠くて近い国というイメージ。スペイン語圏やポルトガル語圏は馴染みもあるし言葉が通じるので行きやすいけど、ギアナ3国は植民地支配していた国が違うため、文化的背景も異なりイメージが沸きにくかった。 南米

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          【建築&美術散歩】コールハース建築とアイ・ウェイウェイ展 ロッテルダム

          オランダ冬旅 ロッテルダム編ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館から公園を抜けた少し先にロッテルダム芸術ホール(クンストハル美術館)がある。 ロッテルダム芸術ホール(クンストハル美術館) 斜面に沿うように作られた建物は高さが最小限で圧迫感がなくフレンドリーな感じがした。公園側の広場にはいくつかオブジェがあり、そのそばに入口がある。 斜面を登った大通側(タイトル画像)は高さが抑えられた四角い箱のようで、全面ガラス張りなので中で観覧している人たちの様子や展示の一部が見え、

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          〈備忘録〉私のブリュッセル散策ルート

          初めてのベルギー。 なんとなく良さそうかなくらいの感じで来たので、とりあえず定番をまわってみる。 ブリュッセル 冬の散策 1月の日の出は遅く、8時半近くにならないと明るくならない。初日の朝はとりあえずホテルで朝食を取り、9時過ぎに散策に出かけることにした。 小便小僧、世界三大がっかりスポットにはいると聞いていたが、確かに街角のこじんまりとある。そもそも何故これほど有名になったんだ?後で調べてみよう。そこからグランプラス〜世界最古のアーケード「ギャルリー・サンチュベール」

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          現代建築と小洒落た街 アントワープ(ベルギー)

          ベルギー冬旅 アントワープ編アントワープといえば、ルーベンスかフランダースの犬を思い浮かべる人が多いのかもしれない。私はどちらにも特別な関心がなかったので、今回の旅行を計画するまで知らなかった。それよりも、現代建築でお洒落な街ということに惹かれ行ってみることにした。美味しい食事もでき、大聖堂に現代建築、お洒落なショップをのぞきながらの楽しい散策ができた一日となった。 豪奢なアントワープ中央駅 到着早々、素晴らしい駅舎が出迎えてくれる。 外観もまるで駅とは思えない素晴らしさ

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