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資源・エネルギー・環境教育雑記帖(22)〜教科書で扱われている資源・エネルギー・環境(中3理科・持続可能な社会への道筋)〜

2023年より、資源・エネルギー・環境教育の推進に深く関わってきました。
この分野への興味を抱き、暇を見つけては関連する書籍を読み、研究を重ねています。
同じ関心を持つ仲間たちと立ち上げた研究会では、教育における資源・エネルギー・環境問題の扱いについて積極的に議論を交わしています。
この不定期連載では、教科書に記されていることを踏まえ、中学校及び高校での資源・エネルギー・環境に関する教育内容をご紹介します。
今回の記事では、中学3年生の理科の教科書で綴られている持続可能な社会について紹介致します。


持続可能な社会とは

持続可能な社会という概念は、SDGs(持続可能な開発目標)の提唱以来、世界的に認知されています。
この理念は、中学3年生の理科の教科書を通じて、資源の枯渇やエネルギーの不足を回避し、豊かな自然環境を維持しながら現在の生活標準を維持することが可能な社会として紹介されています。
この目標には、循環型社会・低炭素社会・自然共生社会の3つの重要な側面があります。

循環型社会では、ゼロエミッション(排出ゼロ)を目指し、廃棄物の最小化=リデュース(Reduce)、モノの再利用=リユース(Reuse)、廃棄物の再資源化=リサイクル(Recycle)が強調されます。
この概念は、3R(Reduce・Reuse・ Recycle)の実践により具体化され、Refuse(拒否)を含めると4R、さらにRepair(修理)を加えた5Rへと発展しています。

低炭素社会は、温室効果ガスの排出量を自然界が吸収できるレベルに抑えることを目指しています。

自然共生社会では、人類が他の生物と共生し、自然の恵みを維持することが求められます。

教科横断型で考え、実現する「持続可能な社会」

持続可能な社会への取り組みは、理科だけでなく、社会(特に公民)・技術・家庭など、多様な教科を横断するテーマです。
持続可能な未来を実現するためには、これらの知識を統合し、人間の行動を変えていくことが不可欠です。

今回の記事で中学校の理科の教科書で資源・エネルギー・環境教育に関連する内容を紹介するのは終わりになります。

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