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【勝手気ままに読書メモ】#4 左巻健男『世界史は化学でできている』

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はじめに

学校の理科の授業で学んだはずのことを、もう一度学び直したいという方
新しい視点を身につけたいという、知的好奇心に溢れた方
授業準備をされる際に、参考にしたい本をお探しの学校の先生方
今まさに自然科学を学んでいる最中の学生・生徒の皆さん

こういった方々のために、1人の理科教員としてオススメの本を、勝手気ままにご紹介。
さて今回は、2021年に出版された『世界史は化学でできている』。
著者は教科書の編著者としても有名な左巻健男先生。
10何年高校で化学の授業を行っているが、教科書に出てくる物質の中には日常とどう関わっているのか、何の役に立つのかがわからないようなものもある。
(そもそも化学自体、何の役に立つのかというご指摘も多々受けるんだけどね・・・)
そういったものが歴史の中でどう関わっているかが記されていると思い、私はこの本を発見してすぐ購読してみた。

内容をざっくりと

この本に記されているテーマを箇条書きでつらつらと。
・物質が何からできているか
・原子論の歴史
・元素の周期表ができた過程
・火と化学の関わり
・世界で最も恐ろしい化学物質とは?
・食物と農耕の歴史
・セラミックスとガラスの歴史
・文明の発展と金属との関わり
・染料と薬の発達
・石油と合成高分子の歴史
・戦争と化学との関わり
目次のタイトルとはだいぶ異なるが、私なりに何が記されているかをまとめてみた。
化学の教科書で記されている内容を歴史的な過程の中で捉えている。

読んでみての感想

何というか、タイトルが『世界史は化学でできている』とされているが、中身からするとややオーバー気味。
どちらかというと、身近にあるもの&教科書に出てくる物質に着目し、それぞれについて文明発展とどのように関わっているかを著している。
ただ、内容が浅いところもしばしば見られる。
食物と農耕の歴史については、化学に関わらず歴史の教科書に著されているないようそのままな気はする。
ただ、歴史の流れを説明するのには、おそらく著者の左巻先生も苦労されたのではないだろうか。

歴史と化学の両方に興味がある人や、化学には一度触れてみたけれどよくわからないという人にとってはこの本はとっかかりになると思う。

詳しくはこちら

ダイヤモンド社によるご紹介
https://www.diamond.co.jp/book/9784478112724.html

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