アリーヴェデルチ
それはあまりにも急すぎて、夢みたいに実感がなくて、まだおまえがどこかにいるんじゃないかって思ってしまっていた
しばらくは写真も見返したくなかった
だって、おまえがいなくなったって認めることになるじゃんか
いつもいつもお前はおれのこと「すごい、すごい」って褒めてくれたけど、おれは全然ちっともできた人間じゃないんだよ
現状に不満ぶつけることしかできないんだ
どうにかしようと行動できるおまえのほうがすごいってずっと思ってた
いつもそれに元気もらってたんだよ
もっといろんな話したいよ
おれの愚痴だってきいてくれよ
はやすぎるよマジで
おいてくなよ
そんなことばっか考えてしまう
自分のことで精一杯で
気づいてやれなくてゴメンな
おれもおまえが大好きだったよ
なんか、いざ文にしてみるとうまく書けないや
ちょっと時間が経って、フォルダをスクロールしてみた
いつもおまえは誰かの写真ばっか撮ってて、おまえの写真すくないんだよマジで
4年前一緒に見た桜、最高だったな
言葉にすれば曖昧になってしまうけど、薄紅色の綺麗な思い出
今年もそこの桜は満開だったよ
毎年ここにきてまた笑ってみせるよ
だからそっちで見ててよ
おれも命のカケラを燃やし尽くすまで歌うからさ
またおまえの光になるから
アリーヴェデルチ
2023.03.31 PM06:22
MUSIC
↓
あーー、なんかもんじゃ焼きたべてぇな
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