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脳が疲れる原因とは

「脳の全ての疲れやストレスは、過去や未来から生まれる」と言います。
すでに終わってしまったことやこれから起きることへの不安を考えたりしてしまい、この状態が慢性化することで心が疲弊していくそうです。
つまり、「心が今ここにない状態」ということです。

マインドフルネスの定義としては「評価や判断を加えずに、いまここの経験に対して能動的に注意を向けること」とされています。
瞑想をするときに呼吸に意識するのは「いまに注意を向けるため」であり、呼吸は「意識の錨」であると文中でも述べています。

どんなに雑念(未来のことを考えたり、過去のことを思い返したり)が入ってこようとも、呼吸に意識を集中することで「いま」に注意を向けることができます。

そして、こうした過去のことをくよくよ考えてしまう状態のことを「反芻思考(はんすう)」と言い、DMNの過剰活動に関連しています。
過去や未来からくるストレスから解放されることがマインドフルネスの目的と言えます。

子供や動物のようにいま目の前にあることに集中することで脳の疲労は軽減できるということです。

脳が疲れているときの呼吸法を紹介しておきます。
1.基本姿勢をとる
・椅子に座り、背筋を軽く伸ばす
・お腹はゆったり、手は太ももの上、足は組まない
・目は閉じる

2.身体の感覚に意識を向ける
・接触の感覚を意識する(足の裏と床、手と太ももなど)
・重力を感じる

3.呼吸に注意を向ける
・呼吸に関わる感覚を意識する(鼻を通る空気、空気の出入りによる胸・お腹の上下)
・深呼吸や呼吸コントロールは不要

4.雑念が浮かんだら
・事実に気づき、注意を呼吸に戻す
・雑念は生じて当たり前なので、自分を責めない

これを毎日決まった時間、同じ場所で5分でも10分でもいいのでやるのが効果的です。
僕も朝晩の2回の瞑想時に意識してやってみます。

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