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脳を休ませる方法=マインドフルネス

マインドフルネスの起源は原始仏教にあると言われ、19世紀にイギリス人がスリランカを訪れた際にこの概念を西洋に持ち帰り、自分たち用にアレンジしたものとされています。
よって、宗教性は排除され「実用的」なものとなっています。

なぜ、アメリカで爆発的に流行したのかと言えば、アメリカ人は子供の頃から成功することを宿命づけられ、自分に鞭を打ちながら生きています。自由の国と言われ、自由だからこそ何かをやり続けることが求められたのです。
それにより、成功や目標達成のためのプレッシャーや競争を強いられてきました。

アメリカ人は効率よくお金を稼いだりする方法は知っていましたが、立ち止まり、休息をとる方法は知りませんでした。
長時間労働によって生産性を保っている日本人にも同じく「休息をとる」ことは必要不可欠しょう。

マインドフルネスはただの瞑想マニアの娯楽ではなく、最先端の脳科学や精神医学が大真面目に研究する「科学的休息法」になりつつあります。
例えば、マインドフルネスの父と言われるジョン・カバット=ジンはマインドフルネス・ストレス低減法という方法を構築しました。

それを8週間続けた結果、
・大脳皮質の厚さが増す=脳の機能が高まる
・老化による脳の萎縮にも効果がある=認知症予防
などの成果が挙げられているそうです。

マインドフルネスを活用することでDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)の活動をコンロールできるようになり、結果、疲れづらい脳をつくることが可能となります。

正直、ここまで読んでもにわかには信じられません。
しかし、もし本当に「疲れづらい脳」脳の体力づくりと言うのでしょうか?そんなことができるのであれば、マインドフルネスをやらない手はありません。

なんとなく落ち着ければいいかな程度で続けている瞑想ですが、これらの意味を理解した後ではその質が変わってくると思います。

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