5.8秒のカリスマと6.2秒のおとうさん

連合運動会のリレーで3位でバトンをもらいアンカーとして、ふたりを抜き1位でゴール。区の陸上大会で大田区3位になったときは、ほんの小さなカリスマが1メートル横を通り過ぎたのかもしれないけど。

所詮、わたしは区で3位、最高で50m6.2秒。
盗塁王は5.8秒。

世の中にはカリスマってやつがいるんだ。

andymoriの小山田くん。「くん」と呼んでますが、2007年に活動を始めたandymoriと、2007年以降ライブを行っていないわたしは接点もなければ、知り合いの知り合いでもない。

andymoriの曲を聴くと告白した次の日の朝、告白された次の日の朝、悪夢から覚めた朝のようなドキドキが続く。そして、夜に聴くと眠れなくなる。

みんなはこのカリスマについて、どう思っているんだろう。

カリスマってどう作られるのだろう。

そういえば、むかし付き合っていた人に言われた言葉がある。

「すごく良い曲。だけど、グッと来ない。」

それはわたしのこと。

そして、グッと来すぎて、

ひとりのおとうさんを殺しかける音楽がある。

そんなわたしは、andymoriでギターを弾きたいとも思わない。

素晴らしい3ピースを邪魔したくないのと、殺されてしまいそうだから。

(もちろんリスペクトの元、殺される予感)

死ぬわけにはいかない6.2秒おとうさんは、まだまだカリスマの可能性のある人に作詞作曲とボーカルのレコーディングを大好物「ちくわ」をエサにお願いした。

「あなのなかにかくれているロバ」

「おせんたくあそび」

(2013年8月作)
作詞作曲うた:むすこ4歳1ヶ月。
作詞うた:むすめ1歳11ヶ月。
編曲:わたしおとうさん。



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