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NPOの活動に協力するメリットは?

こんにちは!NPO法人夢の宝箱です。

今回は寄付やNPOの活動に参画する利点について
私たちの活動を例に挙げながらご紹介させていただきます。

NPO法人夢の宝箱は、神奈川県を拠点に社会的養護を必要とする若者の自立を支援する団体。
児童養護施設退所後の就労支援や心のケア、社会的養護を考えるセミナーなどを行っています。




寄付額の世界ランキング

日本の寄付額はワースト2位

内閣府の統計をみると
日本の寄付額は2010年時点で
個人による寄附額は1,847億円
法人による寄付額は6,975億円となっており、
総額8,822億円が寄付されています。

これらの寄付総額はアメリカ、イギリスに比べて低水準
特に個人寄付の割合が小さいことが分かります。

出典:内閣府NPOホームページ 寄付金の国際比較

また、2022年にイギリスに本部のある慈善団体Charities Aid Foundationが発表した調査「World Giving Index」では、過去1カ月間に下記3つの行動をしたのかを国ごとに集計しました。

「寄付をしたか?」
「ボランティア活動をしたか?」
「見知らぬ人を助けたか?」

この結果、日本は118位で
調査された国の中でワースト2位でした。

ちなみに1位はインドネシア
背景には、宗教観や文化、国の制度など
様々な要因があると考えられています。


国内の寄付

日本人の約7割が社会に貢献したい

一方で近年国内では
クラウドファンディングなどを通じた寄付も
身近になりつつあるのも事実です。

認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会が発表した
『寄付白書2021』によると
2020年の個人寄付総額は東日本大震災以降、
初めて1兆円を超えました。

出典:認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 『寄付白書2021』


また内閣府が2023年4月に発表した
「社会に関する世論調査」では
日本国民の約64.3%が「何か社会のために役立ちたいと思っている」と回答しています。


寄付・活動参画のメリット

1.企業の社会的信用

NPOの活動に関わることは、
個人であれば、ご自身のキャリアにおいて
企業様であればCSRの面において
大きな実績になり得るものです。

夢の宝箱では、マンスリーサポートにご協力いただいた個人様・企業様に対して、ささやかではありますが以下のリターンを準備しています。(※2)

・本法人のHP(※1)御名前or貴社名、ロゴの掲載
・貴社HPへ夢の宝箱のリンク、ロゴの掲載
・貴社の取材記事作成と各種SNSでPR など

ご協力いただいたことを発信することで
社会全体に支援の輪が広がることも期待できます。

2.人材確保の課題

株式会社IDEATECHが実施した「24卒就活生のSDGsに関する意識調査」によると、就活生の5人に1人が「SDGs」の取組を企業選定基準に挙げているそうです。

出典:株式会社IDEATECH「24卒就活生のSDGsに関する意識調査」


「社会貢献」は企業の人材確保においても
重要な役割を担う時代になっていることが分かります。

3.ビジネスの繋がり

NPOでの活動は
職場や家庭以外のサードプレイスとして
新しいつながりや学びを得ることができます。

夢の宝箱の活動の中枢を担うのは
全員30〜40代の企業CEOたちです。
本業のビジネスチャンスも生まれる可能性も。

先日、ある北海道のベンチャー企業様が
「関わってみたい」と毎月実施している定例会に
参加いただくこともありました。

まずは話を聞くところから始めるのも良いかもしれません。


幸福度が高い理由

他人に利益を与える行動は幸福度が高い

世界各国で、他人に利益を与える行動をする人は幸福度が高い傾向がある研究結果もあるそうです。(Aknin et al. (2013))

自分自身の更なる幸せのためにも、
ぜひ1度NPOの活動に
参加してみるのは如何でしょうか。


※1 2023年11月時点の数値でページビュー数:709、アクセス数:334)
※2 寄付額によって内容は変わります


夢の宝箱の支援について

私たちが支援している社会的養護が必要な若者(以下、ユース)は児童福祉法のもと原則として18歳になると自立が求められますが、同時に以下の様な問題に直面することが多いです。

・過去受けた心の傷から人付き合いが苦手
・保証人がおらず銀行口座や家の賃貸契約が困難
・頼れる大人がおらず、孤独と不安を抱える

これらの問題から施設を退所したあとに孤立するユースも多く、彼らへの継続した支援が必要となっています。

特に目下の課題は
相談員の拡充相談所の増設です。

相談員を増やすことで
一人一人に対する細やかな支援を実現し、
自立に向けた大きな改善が見込めます。

そこからさらに首都圏のみならず、
地方へも相談所・居場所の設置することで
社会に対する大きな呼びかけ
より多くの若者を守ることにつながります。

現在、寄付や寄贈、ボランティアを募集中です。
未来ある若者たちの支援にご協力いただけますと幸いです。


文:中村愛(https://twitter.com/love_chanchanch



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