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自分に夢中になれないと、誰かを真っすぐ愛せない。

一目惚れしてしまうような魔法のコピーを
独断と偏見と愛情を込めて語るシリーズ。


#言の葉コレクション てタグで書いてたんだけど、
#歌詞に学ぶ とあわせてシリーズ化したいなって思って、 #広告に学ぶ に改題してみた。

改題第1回
通算第4回
お見知り置きを。(この回イチオシ!)



ご存知(?)ルミネの広告です。
去年あたり、新宿の南口にどかーんと貼られてた。
しばらく貼られてたから、見たことある人多いかも。

端っこに、『わたしらしくをあたらしく』
って書いてあるのもイイネ!


・いい広告

突然ですが、
"いい広告"ってどんな広告でしょう。

私は、"つい二度見してしまう広告"だと思う。
広告が溢れ、広告を見ようとする意識もない日常の中で、
いかに二度見させるかがスタートライン。

"シェアしたくなる広告"
"テーマに沿っている広告"
"購買につながる広告"
そういうのは認識されたあとの話。
二度見されない広告なんて、ほとんど目に入ってないようなもん。

今度電車に乗ったら、座席の上の広告をぐるーっと見て見てくださいな。
いい広告も、そうじゃない広告もあると思う。


話を戻してルミネの広告。

何がすごいって、
・二度見要素
・メッセージ性

語ります。


・二度見要素

まず、カラフルであること。
そりゃ目立つよね。

じゃあできるだけたくさんの色を使っている広告がいいかって言われるとそうではなくて、
カラフルな中にもパステルカラーの統一感が爽やか。

そんな小気味いい広告が、見慣れた建物に貼ってあったらそりゃ目立つ。


そして、文字は白なんです。
青や黄緑という寒色系に白。

背景「青」文字色「白」の組み合わせは、認識しやすい色の組み合わせのひとつなんです。
思い出してください、道路標識。


次、モデルの方の顔付近に文字を入れていること。

広告において、誰がモデルになってるかってかなり大事。
「誰が」「何の」広告をしたってだけでネットニュースになったりします。
最近だと、乃木坂のまいやん起用の氷結とか。

だから何かっていうと、
広告に人が写ってたら、人は必ず顔を見る。
顔の横に文字を入れたら、そりゃ読みますよ。


文字も、建物も、女性も、全部斜めになっているのも、なんだか自由な感じがしていいなあ。

ここまでべた褒めしたものの、細かいこだわり要素はきっとまだまだあるんだろうな。
やっぱり、神は細部に宿る


・メッセージ性

愛と自己実現って、両方とも人生の大テーマ。
答えはないし、悩みの尽きない大テーマ。

その両方について一言で言い切っちゃうルミネのコピー。
結論を出しているところが最高にクール。


自分を愛していいんだよ、自分を優先していいんだよ。

忙しない生活の中にいると、なかなかそうは思えなかったりする。
恋人に疲れたり、自分が嫌いになったり、そういう人ってたくさんいる。

ましてや
老若男女貧富がキリなくすれ違う新宿に貼ってあるんだもの
自己本位に生きたい人、多いでしょ。


ルミネの広告って、毎回テーマがしっかりしてて。

ファッション・恋心・自己実現・女性・前向き
いつ見ても一貫して、素敵な未来についての広告。


もしかしたらって思って、企業理念を調べてみた。
うん、当たらずとも、遠からず!

"ライフバリュープレゼンター"である
ルミネの広告に、今後も期待!



#エッセイ #言葉 #ことば #広告 #コピー #ルミネ #自己実現 #日常 #生活 #恋愛

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