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30代ワーママ読書レビュー6月|住まい、捨て活、発達障害、やめる、知育、エッセイ


本を読んでも、1か月後には読んだことすら忘れてしまっていることが多く…
アウトプットの練習ということで読書レビューを書いてみました。

マイナーな本も読んだりしているので、どなたかの新しい本探しのお手伝いになれば嬉しいです♪


日本人は「やめる練習」がたりてない (野本響子)

おすすめ度 ★★★

ワーママかおさんのvoisyを聞いて野本京子さんが気になり、
『マレーシアにきて8年で子どもはどう変わったか 』に続いて読んだ、野本さんの著書です。

『マレーシアにきて8年で子どもはどう変わったか 』がこどもと教育にフォーカスして書かれているのに対して、こちらの本は野本さんご自身の視線で書かれているように感じます。
強い主張のあるタイトルに見えますが、本書は考え方を押し付けるのではなく、あくまで野本さんの経験を紹介しているようなスタンスです。
何か説教的なもので「やめられない」自分の尻を叩いてくれるのでは、なんて期待していると拍子抜けするかもしれません。(笑)
どちらかというと、「やめたい」と苦しんでいる人に「やめてもいいんだよ」というメッセージを込めて、別の生き方や社会を見せてくれる、優しい本です。

★概要★
第一章では、著者の生い立ちや、なぜマレーシアにご縁があったのかが綴られています。
第二章では、マレーシアの「やめる人々」のエピソード紹介と、それに相対して日本人はなぜやめられないのか、著者の考察があり、
第三章では、マレーシアではなぜやめることが許容されているのか、その背景にある「寛容さ」について、紹介されています。
第四章では、主に働き方という視点で、日本とは違うマレーシアの常識を紹介。そこから飛躍して、人々や政府の臨機応変さや、自分の頭で考える力、という話になっていきます。
第五章は、私が思うに、著者から読者へのメッセージ。
”自分自身で決めて、自分の人生を生きてみよう。いろんなことにチャレンジして合わなかったらやめたっていい。他人軸にとらわれずに。世界を視野に方れれば、選択肢はもっと広がる。でも無理にグローバル化しなくていい。合わない人もいて、人それぞれのハッピーは違うから。”

「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック(姫野桂/Kindle Unlimited)

おすすめ度 ★★★

こちらは、発達障害のある当事者の方から集められたライフハック集。凸凹のある方でもない方でも取り入れられるような、ちょっとした小技を漫画を交えながら紹介しています。

ASDグレーの娘と私。普通に日常生活を送れていますし、私は30歳を超えるまで自分の特性に全く気付いていませんでした。でも、やっぱり生きづらさは感じています。
そして問題なのは、発達障害のある方はメタ認知が弱い傾向にあるということ。自分のどこに特性があるのか気づかなかったりするので、発達障害関連の本を読んで初めて「あ!私はこういうところが苦手でこれは特性だったんだ」と気づくことが多いんです。

この本は発達障害を気負わずに、一般の方でも気軽に読める内容でした。

★各項目からライフハックを1つずつピックアップ

仕事編
つい資料の作成を先延ばし→まずはファイル名を付けて保存だけでOK!
日常生活編
買い忘れ→チェックシートを作ろう。そして必ずその場でチェック。
人間関係編
ママ友との会話が苦手→挨拶で好印象をもってもらおう
体調編
電車やバスで疲れる→サングラスやイヤホンで情報遮断

住まいと暮らしのサイズダウン 広さ、ものを手放して小さくすっきり暮らそう(柳澤 智子/Kindle Unlimited)

おすすめ度 ★★★★★

広い家からあえて小さな家を選択して住み替えた方々の、家や収納、持ち物や考え方を写真中心で紹介している本です。
いろんなおうちの間取りを見たり写真を見るだけでも楽しく、小さな家で暮らす工夫や考え方を読むにも楽しく、いろんな楽しみ方ができる本だと思いました。
家をサイズダウンした中でもこだわりを持っている方が多いので、どのおうちもオシャレ。もちろん整理整頓され、持ち物は少なく、随所に工夫がちりばめられています。

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一番インパクトがあったのが、本書の最後に紹介されている「トレーラーハウス」に住み替えたご家族。約35㎡の広さなのに、4人家族で全然窮屈に見えなくて、カラフルでおしゃれ!楽しそう!!
コンパクトに暮らす可能性を楽しく見せてくれる、読んで楽しい本でした。
Kindle Unlimitedの方はぜひご覧ください!


とるにたらないものもの (江國 香織)

好き度 ★★★★

ワーママはるさんのボイシーで江國香織さんが気になり、読んでみたシリーズ第二弾。『きらきらひかる』を読んですっかり江国さんに魅了され、購入。エッセイです。

著者のお気に入りだったり、気になっているモノについて語られています。3Pくらいの短いエピソードの中に、江国さんの人柄や思い出が垣間見えて、ゆったりと読めるところが好き。
共感したり、驚いたり、くすっと笑ったり、ちょっと切ない気持ちになったり。
エピソード一つ一つを読んだ後の何とも言えない満足感というか…満たされる気持ち。

★ピックアップ
レモンしぼり器、ケーキ、ムーンライト・セレナーデ、日がながくなること、免税店
がなんだか好きでした。


1日1つ、手放すだけ。好きなモノとスッキリ暮らす(みしぇる/Kindle Unlimited)

おすすめ度 ★★★★

片付けの本は文章を読まなくても、ビジュアルだけで楽しめるものも多いので、よくアンリミテッドでパラパラと見ています。
その中でも”ちょっと変わっている片付けの本”として記憶に残っているのがこちら。

よくある片付け(捨て)の本かと思いきや、それだけではなく、随所に禅の考え方が取り入れられています。
例えば「放てば手に満てり」。「執着しているモノを手放せば、自分にとって本当に大切なモノが手に入る」といった意味だそうです。
捨てることに罪悪感を感じず、納得しながら片付けが進められるんじゃないかなと思いました。
禅の考え方は、片付けだけでなく家族との関係や家事についても著者の軸となっているようで、そのあたりも物質的な片付けだけにとどまらない、この本を読んでいていいなと感じた点でした。

それから、著者の持ち物をたくさんの写真で紹介しているところや、
いろんな方がトライした「1日1捨て」で捨てたものを写真で紹介してくれているところが参考になりました。
この本も、アンリミならぜひ!とすすめたい本です。


頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある(小川大介)

おすすめ度 ★★★★★

レビューは私が読んだ順に紹介しているんですが、6月に読んだ本の中で一番影響を受けたのがこちらです。
タイトルから、教育論を説いているような内容を想像していましたが、大きく違いました!

辞書、地図、図鑑の活用方法を教えてくれる、とても実践的な本です。本というより、辞書、地図、図鑑のガイドブックです。

「こどもに図鑑や地図を買おうかな」と考えている方は、ぜひこちらの本を先に読んでみてください。こどもの今の成長フェーズに合った図鑑などが見つけられるはずです。

我が家は、地球儀(BOOK OFFで¥800で購入!)と日本地図(amazonで¥1,000くらい)を導入しました。会話が広がって楽しいですよ♪

★概要★
第一章では、頭がいい子の環境について触れられています。こどもの知的好奇心をどうやってサポートして育てていけるか、といったお話です。
第二章では、図鑑、地図、辞書がなぜ学力アップにとても良いツールなのかを、受験生の学習指導をしている著者の視点から説かれています。
第三章からは、いよいよ実践的(?)な内容です。まずは図鑑について。
どんな図鑑を選べばいいか、年齢や好みに応じてどんな図鑑から入ってステップアップしていけばいいか、どんな種類の図鑑があるか、どうやってこどもにはたらきかけて活用するか、など、図鑑にまつわるいろんな疑問を解消してくれる内容です。
第四章は地図について。いつから、どんな地図を、どんなふうに家庭に導入すればいいか、どうやって活用していくかを、商品紹介を交えながら説明されています。後半では地球儀についても導入のメリットや活用法の紹介が。
第五章では辞書について。国語辞典の選び方や、活用方法、プラスアルファにおススメの本を紹介しています。
最終章では、子どもにどうやって声をかけて図鑑などを使うようにしていくか、親からのアプローチについてで締めくくられています。ちょっとした、こどものタイプ別診断とおすすめのアプローチや図鑑タイプもあり、最後もすぐに試せるような、実践的な内容です。


ここまで書いて振り返り気づきましたが、要約ではなく概要を書いているだけだ!!(涙)
次回はもっとレビューらしく要約が書けるように頑張ります。皆さんの何かお役に立てていれば幸いです。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました♪





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