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令和6年の居酒屋考

令和6年は、能登での地震やそれに絡んで羽田で大きな事故があったりでいきなり不安な年明けです。私自身は昨年の暮れから少々ややこしい仕事を継続しているので新年だと言っても普段と変わらない日常を過ごしていまして、同じことがもう何年も続いているので特に今年の目標と言う程のものもありません。強いて個人的に望むことと言えば曲がりなりにもその辺を元気でうろつけて帰りに軽く一杯を続けられればと思う程度です。

それと関係するのですが、年明け最初の記事は居酒屋さんに関する呟きです。健康上の理由で本来はアルコールを少々我慢せねばならないのですが、昨年もそう思っていたのに結構あちこちで飲んでしまいました。今年はそこをグッと我慢して居酒屋通いを何とか半分にできればと思っています。健康問題は何でもない時にはわからないのでして、その時になってからでは遅い類のものです。ついつい弾みで立ち寄れば、なるべく量を我慢して、言ってみればこれは一つの修行みたいなものです。辛いけどやるのが修行。楽しみと言えば最近はもうこれしかなかったのにそれを我慢しなければならない身の上です。弾みで立ち寄るのがそもそも問題ではありますが…。

ところがその居酒屋さんですが、よく通っていた居酒屋さんが二つ閉店しました。一つは移転と言うことでしたが、移転先が分かりません。どんな事情なのかまだ場所が決まっていないと言うことでした。お通しがなくて安くて大体何を食べても美味しくて居心地の良い店でした。店のシャッターに貼り紙をして置くと言うことでしたが、今もそれはありません。ちょっと残念。

もう一つは表通りから外れていて繁華な場所から遠く、少し気の毒でしたが、あまり客は居ませんでした。しかし更に遠くてもそれなりに流行っている店もあったので原因は不明です。もしかしたら店の造りに問題があったかも知れません。料理を店主が別のキッチンで用意するのですが、これが原因だったかも知れないと思っています。それと政治の話が好きなのが私にはちょっとしんどいのでした。酒の席で政治と宗教の話は私は敬遠しています。政治の話をしたがる人は大抵同調を求めてくる。これが厄介なのです。概ねは気に入っていたのでこれもちょっと残念です。

以前は馴染んでいたのにこの頃はちょっと敬遠している店もあります。古い常連客で流行っているのですが、そこの店主に、どうにも他店への悪感情がみてとれるのです。そうすると他の店に足を運びにくくなってしまいます。噂というものは知らない間に伝搬するので、嫌っている他の店に出入りしているなと思われたりしているとどうも居心地が悪い。その場にいない人の噂話も結構あって、他愛のない笑い話なら良いのですが、必ずしもそうではない。

その店が、ターミナルからかなり離れているのに何故か流行っています。この理由をちょっと考えてみました。これは意外にありそうだと思うのですが、そういう店で常連になることがある種ステータスに感じるのかも知れません。しかしそんな人も、自分が居ない時にはきっちり言われています。私もきっと、そのうち言われるでしょう。そう思った以後は、自然と遠ざかりました。

他にも遠ざかった店があります。最初は良かったのですが、慣れるに従ってママが酒をねだり始めたりとかの店もあります。個別に対応するスナック形式では普通のスタイルですが、居酒屋ではダメです。少しでも売り上げを増やしたい気持ちはわかるのですが、却って足を遠ざけると思います。実際あまり流行っていません。客から奢るのはともかく店がねだってはいけません。それさえなければ悪くない店なのですが、人間の脳みそというのは不思議なもので、概して逆をやるのですね。

こういうことは以前にもあって記事にしたと思うのですが、どうも居酒屋さんは他店をあまり快くは思わない性格でもあるのでしょうか。商売敵なのである程度はしょうがないでしょうが。

居酒屋趣味の人で数多くの店を歩いて記事にしているブログを眺めるのも私の楽しみですが、居酒屋というのは、記事のために一度だけ立ち寄った場合と通い続けた場合とでは全く違う顔を見せるのが普通です。この辺は難しい問題です。

結局のところ、なんら気を遣うこともなく飲めるのは意外にチェーン店だと、この頃は思い始めています。チェーン店はカードが使えるのできちんと明細が出ます。多くの居酒屋は未だに現金だけです。これが少々問題で計算が曖昧だと感じることが少なくないです。高いなと感じることが割とあります。チェーン店ではこちらが店主の話にお追従することもありません。バイトの女性たちと世間話をすることもあるし、これの方が気楽でいいなと思うことがあります。お酒を奢る必要もありません。

もっとも、以前にも書いたと思いますが、某居酒屋チェーン店〇〇海〇〇屋のように、店長が不機嫌に怒鳴りまくっていたというのもあります。例外を探せばどこにでもありますからね。

と言うことで、今年も居酒屋は楽しみなのですが、量を少なくても半分に減らせるように頑張ってみたいと思っております。個人的にはやっぱりホッピーのある店が有難いなあ。

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