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料理の美味しい温泉(女将さんの手料理限定)⑦

好きなもの:温泉 郷土料理

私は、鄙びた温泉が好きなので、泊まる旅館はどうしてもご夫婦や親子で家族経営されているような小さな旅館になります。そのような旅館だと、基本的に食事は女将さん、たまーにご主人や息子さん、娘さんが食事を作ります。
立派な板長さんが作る豪華な懐石料理にも憧れますが、私は郷土料理が好きなので、その土地の旬な物や名産を使った家庭料理がうれしいです。初めて見るもの、食べるものはワクワクします。

私の独断と偏見による温泉もよくて、女将さんの手料理が美味しい温泉を紹介します。

⑥はこちら

鳥取 三朝温泉 桶屋旅館

一昨年訪れた鳥取の三朝温泉は放射能泉で有名な温泉地。湯治で訪れる方も多いようです。鄙びた雰囲気がいいですね。雨が降ってました。鳥取は初訪問です。
基本的に雨女なんですが温泉巡りだとほとんど観光しないので、気にならなくなりました。笑
逆に鄙びた温泉地だと風情があっていいです^ ^

到着。ご家族で経営されている小さな旅館です。向かいには有名な「旅館大橋」さん。いつかは泊まってみたい!

昭和の匂いの玄関。お約束の信楽焼たぬきくん。
女将さんの手作りかな?玄関に座ってました。

館内にもたくさんの手作り風小物が飾ってありました。和むから好き^ ^

早速お風呂へ。お風呂は地下のメイン風呂と1階にもう一箇所あり、9時-21時で男女入替制。

「名湯は下へ下れ」の如き階段。

地下のメイン風呂。静かな足元湧出の浴槽。
シャワーは一ヶ所のみ。黒く見えるのは、敷石が黒いためです。無色透明、飲泉可です。お湯は弱放射能-塩化物泉です。
微量の放射線は免疫を高めると言われているそう。(ホルミシス効果)湯気を吸うのも良いそうです。

浴槽周りの床は地熱で暖かく、いわゆるオンドルで、常に乾いています。バスローブを着たり、バスタオルを引いて寝転ぶと優しい地熱の暖かさでウトウトしてきます。湯治の方のバスタオルがズラリ。

夕食は食堂でいただきます。常連のご夫妻2組4人グループがいらっしゃって、毎年2回は必ず湯治に来てるそう。

後から茶碗蒸しをいただきました。左上、見切れてるのは寄せ鍋。品数は決して多くないですが、
全部美味しかったです。

蟹のシーズンだったので、なんと蟹ごはん♡
これがめちゃうまでした。松葉蟹が有名な鳥取ですが、蟹ごはんのような家庭的なものに惹かれます。もちろん、高級旅館ならば蟹コースがあり、シーズンであれば茹でや焼きの松葉蟹がいただけますよ!

夕食後もう一つのお風呂へ。

こぢんまりとした浴槽。こちらは足元湧出ではないですが、掛け流しのいいお湯です。こちらは組合泉の引湯。

朝食

野菜メインのヘルシーな朝ごはん
炊き合わせが美味しかった

朝風呂の後の朝食は格別。旬の地元野菜がたくさんで、焼き魚も美味しい。

帰りは女将さんが見送ってくれました。「ほっこり」という言葉、私はあまり使わないのだけど、この旅館はまさに「ほっこり」だったなー!
一泊2食で9000円ほどでした。トイレと洗面所は共同です。自炊設備はありません。
日帰り入浴はやってないので、ぜひ泊まって女将さんの手料理と素晴らしいお湯をご堪能下さい。

チェックイン前に立ち寄った温泉と、ご当地ランチをご紹介します。

東郷温泉 寿湯

床屋さんが管理する温泉。こんなほっそーい通路を通ります。

通路を抜けると入口が
洗髪は別料金ですっ!
渋いー!大好きなタイル浴槽。ボロさも完璧。

ドバドバの源泉。熱いので少し加水。さっぱりの浴感最高でした。シャワー、カランはなし。

常連さんの川柳(字余り)や、かわいい看板。

こちらの温泉、私の心をがっちり掴みました。


倉吉 白壁土蔵群 清水庵

温泉を後にして、倉吉に行きランチで餅しゃぶを食べました。白壁土蔵群という、江戸、明治時代に建てられた建物が並ぶ、古い町並みが保存されている地区になります。他にもお店がたくさんあり、観光地となっています。
その中にあるのが清水庵さんです。

映えますね^ ^いろんな味のおもちが食べれます。おもちは数秒で柔らかくなるので慌ただしいかも。笑

どこの温泉地でも、小さな旅館で、源泉掛け流しの小さな浴槽に浸かり、女将さんの手料理をいただくのが私にとっては一番の贅沢^ ^

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