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本との出会いを大切に~箱根本箱に泊まってきた~


看護師でライターをしている白石です。

元々、私はそんなに本を読む方ではないし、本が好き!とは言えないけれど…。

ふとしたときに本屋に立ち寄り、表紙やタイトルに一目惚れをして買って読むとか、「いまこういう本が読みたい!」とガッと気持ちが入って読むとか、わりと自分のなかでは、感情に突き動かされて本を読むことが多い。

だからか…本は生活の一部、自分の一部のように、息をするようにスラスラと読める人がちょっと羨ましいかもしれない。


そんな、ほぼ直感で本を読む私…だけど。

今回、ビシバシと私のアンテナに引っかかったのが、タイトルにもある通り、「本との出会い」「本のある暮らし」をテーマにしたブックホテル、箱根本箱。

まず、内観の写真(トップ画像)を見てビビビビビ!!!目ん玉釘付け。

さらには、ホームページにはこんなことが書いてあるではないか。

けっして本好きな人だけに向けたホテルではありません。
むしろ「あまり本は買わない」「最近は本はご無沙汰だなあ」という人にこそ、ぜひいらしていただきたい、“本と人との出会いの場”です。
http://hakonehonbako.com

ふむふむ。
「あれ、もうこれ私のことじゃん」と。

旦那に「ここ、いいよね!」とホームページを見せて、「うん…そうだ…」と返事の途中で「ここ、私の誕生日に泊まろう!」で、即予約。
行動に移すまでが超前のめり。

そして先日、手指衛生の徹底や三密を避けつつ、2泊3日のおこもり旅に行ってまいりました。

なんだかんだで、はじめての箱根。

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小学校で修学旅行で箱根にいくところも多いようたけど、実ははじめて降り立った箱根。
近いからいつでも行けると思っていたら、なんだかんだ33年の人生ではじめてとは…。
(はじめて…って響きいいなぁ)

いまはロマンスカーって特急があるんで、箱根湯本って温泉地の入り口まで北千住や新宿から一本。
優雅に仕事のメールチェックをしながら向かう。


はい、2時間半くらい電車に揺られて着いた箱根湯本。
お昼ごはんを食べ、軽く観光をした後、さっそく宿へ。

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今回のおこもり旅は宿が大本命なので、少しでも長く滞在したかったのだ(せっかち)。

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入り口は重厚な木製の自動ドアのため…中が…見えない…。
わくわく……ドキドキ…。


バーーーーーン!!!!!!!

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ドアが開くと、目の前に広がるのは一面の本たち。
なんと12,000冊もあるそう。

うほーーーーーって心の声がモロ出てしまいました。


さっそくチェックインの手続きをして、お部屋へ案内してもらうことに。
廊下のいたるところにもこうして本が並べてあるの…最高すぎる(まだまだ最高なのはこれから)。

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お部屋はこちら。

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ハンモックツインのお部屋。

やっぱりゆったりと過ごす、本を読むためには、ハンモックは欠かせないと思ったのよ。
勝手なイメージだけど、『ハンモックゆらゆら=心の余裕』みたいなところがあったの、はい。

あと、部屋にある小物もそれぞれカワイイ…センスが爆発……。

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可愛すぎて使えない…。
お部屋にも本棚が…なんだか三国志推しがすごい……。

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そりゃあ、もう昼間から飲むよね。

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ビールはあらかじめ頼んでいたもの。
少し飲んでゆっくりした後は、宿内をぶらり。

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こうした隠れ家的なフリースペースもちらほら。

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こうやって高みから本が読める場所もあったり…最高……。

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あ、手前の本は、私が「なんだこれ!」と思って手に取ったもの。
ラーメンに関する随筆、アンソロジー本。
同シリーズで「ぷくぷく、お肉」というのもあるらしい。

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本棚のこんなところにも座れる場所が……!
さらに、レストランスペースにも本、本、本。

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こんな絵本を集めたスペースも…!

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おや………?

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あああ!!!???ちょっと!!!

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スーホの白い馬、懐かしすぎる!!!(国語の教科書にあったやつ、年齢がバレそう笑)
いま気づいた…読みたかった……( ゚Д゚)

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なかにはセレクトショップもあり、雑貨やお土産も買える。


さて、ひととおりぶらぶらしたところで、直感を信じて滞在中に読む本を決める。

それがこの3冊!!!

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医学の歴史大図鑑はかなりサイズが大きめで重いのだけど、人類はいかに病と闘ってきたのか、紀元前から現代にいたるまでの医学の歴史を網羅。

ずるずる、ラーメンはいろんな作家のエピソードが読めるので、クスッと笑いながら楽に読める。

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宿内にある本、気に入ったものはそのまま買えるので、『人生最後のご馳走』は買って帰ってからゆっくり読むことにした…!
(読むのが遅いので、2泊3日いても2冊しか読めず…)

こんなにゆったり本を読んだりしたのは、いつぶりだろう…
私はせっかちだし、仕事を詰め込みがちなので、こういう時間はちょっと意識的にとっていきたいと思った。


箱根本箱はお部屋や本棚も素敵だけと、食事も最高すぎたので、一部ご紹介。
1日目夜。

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大涌谷の黒たまごをイメージしているらしい。
見た目のインパクトがすごい、思わず「石!?」と言ってしまった(笑)。

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2日目朝。

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このパンがめちゃくちゃふわふわ、もちもちで美味しかった…
『ブーランジェリーヤマシタ』というパン屋さんから取り寄せているらしい。

2日目昼。

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お昼も頼めば宿で食べられる。
チキンカレーは間違いない。

3日目夜。

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個人的に上記のヒラメと空心菜のクレープ、これが一番美味しかった…。

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滞在中は毎日ごはんも美味しくて、幸せ…。
仕事などでもろもろ頑張っていた自分にとって、とても素敵な誕生日プレゼント、ご褒美となる宿だった。

ぜひ、本が好きな人はもちろん、ゆっくりと本を読む時間を作りたい、あまり本には興味はないけどいい機会だから読んでみたいという人に行ってもらいたい。


このおこもり旅を忘れないようにこっそり、ここにしたためておきます。






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