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周りが見えてないというか自分ファーストな件

最近、同僚が憤慨していることがありました。
「普通、自転車とか電動バイクで信号待ちするときに、右折するなら右側で待つでしょう?なのに右折もしないのに私の左側に来やがって、信号渡り損ねそうになって、中国語で怒鳴ってやったら、「あ?」ってなってどいたけど、超イライラしたの!!」
という話。
そういうの他でも聞いたことあって、確か母が、
「成田空港から来る電車にスーツケース持った中国人の集団がすごい間隔開けて座ってるの!あれほんとどうにかならないのかしら?でも「すいません!」って声かけるとどいてくれるのよね」
という話。

私も今日同じようなことがあって、あるオブジェの写真を撮ろうとそこに向かっていた。そこには上海人おじさんおばさんのグループがわちゃわちゃ写真を撮っている。そして、取り終わってスマホの画面を見ながらあーでもないこーでもないとまだわちゃわちゃやっててオブジェの前を退く気配がない。
これ、日本でというか、日本人だったら「あ、すみません。どうぞー」ってオブジェを陣取ってる側が退くだろうし、待ってる側も退くだろうと思っている。
しかし、この国ではそうはいかない。
見えてない?気づいてない?気づいてるけど退かない?
まあ、よくわからないけど、極端に「空気を読む」ことをしない。
でもその代わり、言えば普通に退いてくれる。
実際、私もオブジェの前で陣取ってるおじさんおばさんが、わちゃわちゃした後また撮ろうとしたので、「先に1枚だけ取らせて」って言ったら普通に退いてくれた。

これ、だいぶ慣れたのと、逆に日本人の作法については直さなきゃなと思っている。

日本のことを先に言うと、スーパーやコンビニのレジでスムーズに計算を済ませないことに対して、プレッシャーを感じる。
改札で手間取ってしまうと、プレッシャーを感じる。
相手の立場に立って考えるように、他人に迷惑をかけないように教育され育ってきたからだ。

これが、中国だと誰もこんなことでプレッシャーを感じていない。
改札では立ち止まってアプリを開くし、レジは長時間陣取ってもなんとも思っていない。
これに対して「オラオラ何やっとんじゃ!!」っていう最初から怒りをぶつけてくる人も少ない。
「私先行ってもいい?」とか「先通して」とか「座りたいのでちょっと詰めて」とか、まあみんな涼しい顔して普通に言うし、言われた方も「あらあら、どうぞ」という感じで衝突していることはあまりない。

だから、この国で、またこの国の人と対峙する際に「なんであんたは回りが見えてないの??」と腹を立ててはいけない。言えばいいだけの話なのだ。

追伸
これは日本での作法を逆に反省しなきゃならないなと思う。
地下鉄では口で言わずに体で押し返したり、肘鉄したり、舌打ちしたりする人だらけ。私もだけど。
レジで前の人がスムーズに支払いできなかったり、ポイントカード出すのに手間取ってたら、舌打ち、ため息。
とかね。
これ自分が逆の立場でプレッシャーを感じているからだよね。
鶏が先か卵が先かじゃないけど、みんなでこのプレッシャーから解放されたらもっとハッピーになれる気がする。

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