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⑥初めての心療内科!初めての抗うつ剤!

T医院は吉祥寺駅から北へ5分ほど歩いた街道沿いにあった。
当時僕が住んでいた、京王線めじろ台駅から明大前経由で、井の頭線の終点吉祥寺駅まで特急で40分程度だが、たどり着くまで2度も気分が悪くなり、父と一緒に車両を降りホームのベンチで休んだ。

診察の結果、仮面うつ病と診断された。
「大丈夫です、これを飲んでいれば良くなりますよ」
無口でそっけない先生だったが、これであの言いようのない苦しみから解放されると思うと救われた気分で一杯で、受付で薬をもらい足早に家へ帰った。

後で調べて分かったのだが、黄色い錠剤はセルシン5mg、おにぎりみたいな形の白い錠剤はアナフラニール10mgだった。

昭和57年(1982)4月、セルシン5mg×1錠、アナフラニール10mg×2錠を1日
3回、毎食後服用し始めて1~2週間ほど経つと、みるみるうちに良くなってきて、多少眠気はあったものの症状は気にならなくなり、半年後には薬も1日1回で殆ど寛解したと感じた。ただ服薬は続けていた(注1)

しかし、昔からの神経質体質は完全には治らず、満員電車に乗ったり、高速道路で大渋滞に巻き込まれたり、女性とデートして遊園地へいったりレストランで食事したり等、緊張や不安に遭遇するとドキドキして具合が悪くなることもあったが、一時的なもので少しすると落ち着いた。
大学へ入学して一番遊びたい時期だったので、たぶんそんな気持ちの方が不安な気持ちを上回っていたのだと思う。

注1)後々、抗不安薬の慢性投薬が社会問題になるが、服薬は続けていて良かったと思っている。

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