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ちひろさんがいた町を歩く旅に出た

静岡に来た。

静岡駅に着いてから、ホテルに荷物を預けて、すぐに焼津駅へ向かった。私の好きな映画「ちひろさん」のロケ地で気になっていた土地だ。

海を見ると安心する

磯の香り。潮風が心地よく、釣人がくつろいでいた。誰もがのびのびしているように見えたのは、広い海と空と太陽の力だと思う。

散歩日和
はじめてのロケ地巡りではしゃぐ
焼津魚市場会館
ちひろたちが過ごした廃ビルの一室
Atelier and shop sifr
ちひろたちが過ごした廃ビルの外観
小石川周辺の道
幼少期のちひろとチヒロが夜道を歩く場面
らーめん岡田
個人的に好きな谷口とちひろの場面

ロケ地を巡って、寄り道しながら「らーめん岡田」まで歩いた。今回はマグロ丼が食べたくなってそうしたけれど、また来たい。そのときはきっとラーメンと餃子にする!

うみえ〜る焼津「まぐろ茶屋」
宝石箱みたいなマグロ丼

ふたたび焼津駅まで、今度は来た道とちがう道を気の向くままに歩くことにした。道中で和菓子屋さんを見つけて、かつおさくらサブレと、コーヒー入りのこしあんのきんつばを買った。明日のおやつにするのだ。むふふ。

紙袋のスタンプもかわいい

コーヒーが飲みたくなってきた頃、店主らしき男性がコーヒー生豆を選別しているカフェが目に留まった。

これはいいお店に違いない

メニュー表を見てびっくり。ペルーのマチュピチュを提供しているカフェに初めて出会った。ペルー豆が好きで、自分で焙煎するときにもよく選ぶから嬉しかった。豆腐とクリームチーズ半々というティラミスもセットで注文した。おいしいコーヒーと軽めのデザートが胃にしっくりきた。

おしぼりにさりげなく猫。クッキーもうれしい

私が店内のガネーシャに反応すると、料理担当の女性はよくインドへ行くそうで、すごく生き生きと語ってくれた。 話によると、ガネーシャの牙は一本ない。それは書物を書くために牙を使ったから、ということらしい。インドでは神を崇める感覚はなく、ガネーシャのように見えるように置いておくことで自分自身が神であることを思い出す。多神教なので他の宗教を否定しないのだとも教えてくれた。こういう思いがけない出会いもあるから、やっぱりひとり旅は最高だ。

ありがとうガネーシャ

たくさん歩いて、夕方頃には静岡駅に帰った。
静岡おでんをテイクアウトして、ホテルで食べた。
願いをひとつひとつ、叶えていくのは楽しい。

赤ちょうちんってなんかいいよね

明日は清水に行く。
さくらももこさんが好きで、彼女が生きた町を歩いてみたいと思ったから。

今日はちひろさんがいた町、焼津を歩けた。

やさしさも、静けさも、心地よくて
私もこの町を好きになった。

白い砂が雪みたいに見えた道
かわいいマンホールを見つけて
おすすめの映画「ちひろさん」
気になったらぜひ原作も読んでほしい!

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