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言葉と陶芸。日常を彩るゆかいな生き物を作っています。

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ようこそメルヘンランドへ

ようこそ、いらっしゃい。 yunaです。本と珈琲と陶芸が好きです。 今回は、陶器のゆかいな生き物たちをプチエピソード付きでご紹介します。 猫とコーヒーっていいよね。 猫のいる暮らしに憧れているのさ。🐈☕️ そして私は茶トラに弱い。 じつは、某ホテルの部屋のメモ帳に何気なく描いた絵から生まれたこの子たち。お礼の言葉と手持ちのキットカットひとつ添えて置いて帰ったけど、どなたか食べてくれたのだろうか。真相は不明である。 ドラマ「エルピス」にどハマりしていた2022年。 斎

    • 私は海に還りたい

      私の骨は海に流してほしい。 物心ついた頃からそう思っていた。 葬式はいらない。しんみりされなくていい。 食べて、飲んで、語って、笑っていてほしい。 「縁起でもないこと言わないで」 母の声で、どうやらこの世界では公に死を語ることがよろしくないらしい、と小さな私は覚えた。 公に死を語ることをやめても、本を開けば、人間が昔から死について考え続けてきたことは明らかだった。そこには自由があり、生が希望に見えた。 歳を重ねるほど、人生はラクになる。 私にはそんな絶対感があ

      • だから私は茶トラに弱い

        「次はユウナの番な」 父の声が、戸を閉めきった倉庫内に響く。 私は暇を持て余していたピンポン球を手に取り、卓球台の前に弟と入れ替わりで立つ。 スポーツ万能な父は運動をさせたがり、瀬戸内海に浮かぶ島で、卓球は小柄な私たちでも活躍できる唯一のスポーツだった。父の友人に譲ってもらったという卓球台が我が家の倉庫にやってきてから、ここは休日もピンポン球の音が響く場所となり、ただの倉庫ではなくなった。  次に弟の番になった時、私は外へ出た。初夏の風、陽の光が気持ちいい。みかんの花の香

        • かわいいお菓子を食べたので見てくださいのコーナーです。「ガネーシャの舌鼓」老舗インドカレー屋さん、京都のガラム・マサラがつくる本格カレーあられ。ゆかいなパッケージにつられて買っちゃったよ。やたらとガネーシャを見かける今日この頃。ぜんぶ食べたら汗が出た!

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        ようこそメルヘンランドへ

        • 私は海に還りたい

        • だから私は茶トラに弱い

        • かわいいお菓子を食べたので見てくださいのコーナーです。「ガネーシャの舌鼓」老舗インドカレー屋さん、京都のガラム・マサラがつくる本格カレーあられ。ゆかいなパッケージにつられて買っちゃったよ。やたらとガネーシャを見かける今日この頃。ぜんぶ食べたら汗が出た!

          さくらももこが生きた町を歩く

          昨夜、1泊2日の静岡ひとり旅から帰った。 気持ちが高まって眠れなくてホテルで書いた 静岡1日目の日記はこちら。 今回はそのつづき。静岡2日目のこと。 焼津で買ったおやつとホテルのコーヒーで軽めの朝ごはんにして、清水駅へ。 壁に描かれたさくらももこさんの絵を見ていきなりにやにやするの巻。いらっしゃい〜って言われてる感じがして、すでに嬉しい。 清水魚市場まで歩く。河岸の市いちば館で、サーモンと桜えびのかき揚げのおにぎり、抹茶入り玄米茶、爆安マグロ漬け丼を買って外で食べた。

          さくらももこが生きた町を歩く

          ちひろさんがいた町を歩く旅に出た

          静岡に来た。 静岡駅に着いてから、ホテルに荷物を預けて、すぐに焼津駅へ向かった。私の好きな映画「ちひろさん」のロケ地で気になっていた土地だ。 磯の香り。潮風が心地よく、釣人がくつろいでいた。誰もがのびのびしているように見えたのは、広い海と空と太陽の力だと思う。 ロケ地を巡って、寄り道しながら「らーめん岡田」まで歩いた。今回はマグロ丼が食べたくなってそうしたけれど、また来たい。そのときはきっとラーメンと餃子にする! ふたたび焼津駅まで、今度は来た道とちがう道を気の向くま

          ちひろさんがいた町を歩く旅に出た

          ある休日の春の日記

          休日は金曜の仕事おわりからはじまる。 こないだ出かけた先で知り合った女性の個展を観たくて、アートギャラリーへ行った。 陶器のお皿や小さなはこ、繊細な色の表現、動物の絵柄も素敵で、かわいい空間だった。 それから近くの公園でお花見をした。 私たちは喧騒からすこし離れた木のベンチに座って、桜と人をのんきに眺めていた。 無人島でも生きていけそうな人が、アルコールランプの火でお湯を沸かして、お抹茶を淹れてくれた。 プレーンとシナモンと桜あんの小さなドーナツ、小豆最中にほどよい苦味

          ある休日の春の日記

          旅と海と珈琲、そして創作すること

          今年やりたい10のこと。 と聞いて、浮かんだことを書いてみる。 1.静岡に行く 気になる町、焼津と清水を散歩して、おでん食べる。 2.沖縄に行く まだ行ったことないんだ。 離島も気になる。島ってかわいいよね。 3.海に行く とくに予定は入れないで ぼうっとしたり、貝殻や石を拾ったり。 4.地元の珈琲屋さんに遊びに行く 離れてからもときどき思い出す 珈琲のおいしさとたのしさを教えてくれた場所。 フレンチトースト、かための焼きそばも恋しい。 5.ゆかいな生き物たちをつく

          旅と海と珈琲、そして創作すること

          日記は唯一無二の本になる

          今年に入ってから 手帳の日ごとのページに日記を書いている。 新年が待ち遠しかった 文庫本サイズの猫の手帳。 忘れてしまいそうな 日々のちいさなよろこびを書き残しては ああ、そうだ、こうしてこう感じたんだよなって たまにぺらぺらめくって、思い出す。 noteをはじめて2週間が経った。 文章を書くとき、つい長くなりがちだ。 もっと軽く、ゆる〜く 手帳に綴る日記みたいなささやかさで 小さなよろこびを紡いでいこう。 楽しくやりたいし、めんどくさがりだから 毎日とか毎週とか、

          日記は唯一無二の本になる

          モーレツにラーメンとギョーザが食べたくなって王将へ駆け込む年度末。今年度もおつかれさん、わたし!

          モーレツにラーメンとギョーザが食べたくなって王将へ駆け込む年度末。今年度もおつかれさん、わたし!

          自己紹介とトリセツ

          ごあいさつはじめまして。yunaです。 ふだんの仕事は、聞くことと書くことです。 昔から創作が好きな子供で、クリエイティブな仕事に漠然とした憧れがありました。短編小説や随筆を投稿していた時期もありましたが、しばらく離れたり、他のことに夢中になったり…。 最近また書きたい気持ちが戻ってきてnoteに登録しました。ここでは、エッセイや小説、本や珈琲など好きなことを書いていきたいと思っています。陶芸をしていることもあり、陶器のゆかいな生き物たちもちらほら登場します。 note

          自己紹介とトリセツ

          アナログ人間なりに生成AIとの付き合い方を考えてみた

          note初投稿した記事「生成AIにコーヒー豆の擬人化を無茶振りしてみた結果」の反応が思ったよりも多くて驚いた。それだけ今、生成AIは関心を集めているのだろう。 念のため伝えておくと、私自身は手帳や手紙や手書きのノートが好きなアナログ人間だ。本も紙で読みたいタイプ。今週もたまたま見つけた商店街の古本屋で、気付けば5冊も買っていた。 つい最近、地元の珈琲屋のマスターに手紙を書いた。 おいしい記憶に思いを馳せながら、マスターのことを考えて、溢れてきたものを文字にする。手持ちのシ

          アナログ人間なりに生成AIとの付き合い方を考えてみた

          道明寺天満宮手づくりの市の日記

          2月に「カカオとコーヒー展」で出会ったキャラメル屋さんから、こだわりを持った素敵なお店が集まると聞いて。 道明寺天満宮「手づくりの市」へ行ってきました。 最初に訪れた本屋「Kirja(キルヤ)」さんにて、真っ先に目に飛び込んできたのは「ちいさな手のひら事典 月」。その美しい装丁と、可愛らしいサイズ感に一目惚れ。意外とがっつりめな中身にも興味をそそられました。 ひと通り歩いてから、気になっていた「風香」さんで少し早い昼食に。外で食べるお弁当がなおさら美味しく感じられる季節

          道明寺天満宮手づくりの市の日記

          生成AIにコーヒー豆の擬人化を無茶振りしてみた結果

          はじめにスペシャリティコーヒーはその独特な風味と高品質で知られていますが、もしコーヒー豆を擬人化したら、どんな姿をしているでしょうか? そんな風に空想したことがあります。 ノートに当時の落書きが残っていました。 この記事に興味を持ってくれている人も、きっとコーヒー好きが多いだろうと思います。 今回は「かつての空想を生成AI(ChatGPT)にどこまで具現化してもらえるのか?」という小さな疑問から生まれた遊びの過程を共有します。 筆者は生成AI初心者であり、難しいこと

          生成AIにコーヒー豆の擬人化を無茶振りしてみた結果