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パリこでかけ モンマルトルの丘編

やっと“こでかけ”らしいネタ!今回はモンマルトルの丘編をお送りします。パリの観光名所としても数本の指に入るココは、日本では映画“アメリ”の舞台として有名ですが、世界的にはピカソやゴッホ等の名だたる芸術家が19世紀末にこの地に集い、印象派を発展させると共にキュビズム誕生の舞台にもなった事で有名です。
この日は素晴らしい景色に恵まれ新海誠監督感がすごかったので、映画“君の名は”と“アメリ”を勝手に妄想しながら丘を巡りました。

◆“君の名は”感満載のサクレ・クルール寺院

サクレ・クルール寺院は、ロマネスク様式とビザンティン様式が調和した大聖堂で、1914年完成と以外にも歴史が浅いにも関わらず、パリの主要な観光名所となっています。パリの寺院や聖堂では珍しい白亜の外観が夏のパリの空に映えて美しく、晴れていれば“君の名は”感満載の写真が撮れます。

更に、この丘のもう一つの名所はこの眺め!写真はパリの南側で、目をこらすとポンピドゥー・センターやノートルダム大聖堂、セーヌ川を隔てて13区辺りの高い建物を観る事ができます。上の写真は、MacBookの初期設定機能で彩度とコントラストを最大にしていますが、それだけで“君の名は”感満載の写真になります。

◆“君の名は”ごっこし放題、素敵な階段

サクレ・クルール寺院を頂きに、丘全体は高低差があり、彼方此方にとても可愛らしい階段があります。これはもう“君の名は”ごっこし放題です!新宿での“君の名は”ごっこに飽きた皆さんは、モンマルトルの丘で欧州版“君の名は”ごっこをお楽しみください。

◆“アメリ”的奥手女子に最適、ジュテームの壁

寺院から少し歩いた所にあるジャン・リクチュス小公園には、300の言語で“愛してる”を書いた“ジュテームの壁”があります。青いタイルに白い文字が美しく、日本語は「大好き」「愛しています」「君が好きだ」「愛しいます?」を発見しました。アメリ的奥手女子は、ジュテームの壁”を背景に自撮りした写真をいきなり意中の相手に送りつけるなど、ロマンチック又は背筋の凍る告白をしてみるのも一興ですね♪

◆“アメリ”的女子の聖地、カフェ・デ・ドゥ・ムーラン

こちらは映画の中でアメリが働いていたカフェ、そのままの姿で今も営業しています。残念ながら私は立ち寄りませんでしたが、映画で登場したクレームブリュレもいただけるそうなので、アメリファンは必訪です!

お店の外壁にはあの!証明写真が!!もうアメリファン涙腺崩壊です。私は見つけられなかったのですが、同じくアメリの舞台になった八百屋さんも現存するそうです。ぜひモンマルトルの丘に訪れた際は探してみてください。

余談ですが、私が狂ったように写真を撮っていたまさにそのタイミングで、近くにいたドイツ人観光客御一行のツアーガイドが「ここは映画アメリの舞台として有名で、特に日本では大ヒットしたので日本人が多く訪れます」と説明したため、必死な様相の私はドイツ人御一行にくすりと笑われてしまいました…

◆“アメリ”理解促進のカギ?、ムーラン・ルージュ

実はアメリのカフェから徒歩1分と激近の場所に、フランスでもっとも有名なキャバレー“ムーラン・ルージュ”は在ります。その名はフランス語で“赤い風車”という意味だそうで、まさに屋根の上にどーんと据えられています。

1889年に営業を開始し、モンマルトルの賑わいの中心地だったムーランルージュ、第一次大戦から第二大戦中も営業を続け、その時代毎の紳士淑女が通い詰めた劇場がこの地に在った事の直接の影響かどうかは解りませんが、この界隈は実に沢山の“大人のおもちゃ屋さん”が軒を連ねています。そう、アメリが恋をする彼が働いていたのも“大人のおもちゃ屋さん”でしたね!あれは偶然ではなく、この周辺では主要な働き口だったのです。美しい通りに居並ぶ“大人のおもちゃ屋さん”を横目に、どのお店が映画アメリの舞台だったのかなぁと物思いにふけりました。

◆映画1本の時間で沢山楽しめる丘

モンマルトルは意外とコンパクトで、今回ご紹介した場所以外も立ち寄っているものの全体で2時間弱で巡る事ができ、映画1本見るくらいの気軽さで色々楽しむ事ができました。交通の主要であるパリ北駅(ここもアメリの舞台ですね!)からも徒歩圏内なので、フランス旅行を予定の際はぜひモンマルトルの丘も訪れてみてください♪




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