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10月からすでに年末準備

先日、クリスマスケーキとおせちの予約を終わらせた。
まだ10月じゃないか、と思うのだが、クリスマスケーキやおせちの予約は早めにやっておかないと、満了だの終了だのしかねないので、目当てのものがある場合は早いに越したことはない。
などと偉そうに書いているが、僕自身はそうとうグズグズするタイプなので、気づいたら満了の憂き目にあう。家族がしっかりしているので、そこを頼って何とか免れている状態だ。

しかしこのご時世、こだわらないのなら当日でもどうにかなるのは事実。
クリスマスイブにチキンを食べたければ、コンビニやスーパーでも扱っているし、ケーキもホールにこだわらないのなら、当日買いも可能だ。
個人店はともかく、チェーン店で当日販売がないところは少ないだろう。
つまり、どれだけこだわるか、という話なのだ。

そう書くと、こう思う人もいるのかもしれない。
お腹に入れば皆同じなのに、たかだか失せものにそこまで必死になる必要なんてあるのか、と。
分からなくはない。僕自身は良くも悪くもこだわりが強くなく、適当に雰囲気でそれっぽければいいかな、と思ってしまう雑な人間なので、その手の主張も覚えがあるものではある。けれど、周囲に食へのこだわりの強い人間が多いので、そういうものなのだな、というふわりとした理解だけが入って、今の自分の形をしているのだ。

若い頃は、自分がこだわらない箇所に対しては「別にいいじゃないか」と邪険にしてしまうところもあったのだが、こだわる人間の主張を聞いて「なるほど、そういうものか」と納得を重ねていった経緯がある。
また、他人から見た自分自身もきっと「別にいいじゃないか」の連続なんだろう、ということを客観的に理解した、という面もあるのかもしれない。
こだわりなんて、良い悪いで測るものではないのだから、人の何かに口を挟むのは野暮というものだろう。

ただ、まぁ、なんだ。
10月からクリスマスだの年末だのを考えないといけない、世の中のせっかちさについてはちょっとばかり思うところがない訳ではない。
けれど、ある程度は仕方ない、と割り切れば、カタログ片手に年末年始への思いを馳せるのも、そう悪くもないのかな、という気がしている。