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分かりあいたい。けど…理解できると思うなよ!

こんにちは。
グラフィックファシリテーター(R)やまざきゆにこです。

上の画像は弊社サイトのブログ記事のバナーなのですが、キャッチにこんな言葉を入れました。「分かりあいたい」。

あなたにとって「分かりあいたい」相手とは?
あなたが「分かり合えなくてモヤモヤしている」相手とは?


私の場合「分かりあいたい」と思っても、たいてい私のほうが「相手のことを分かりたい!」という熱量が高いので(相手がその気がないことが多いので)一方的に話しかけて質問しては、こんな無限のループにハマっています。

分かりたい。けど、分からない。
分からない。けど、分かりたい。


私の場合、管理人さんや八百屋のおじさんや偶然隣りに座った人にも「分かりたい」をやってしまうので、例えば、席を譲ったら「そんな年じゃない!」と言われてガーン。よかれと思ってやったことや言ったことが、相手には迷惑だったりすると「ワタシほんと分かってないな」「相手の気持ちが分からないワタシはほんとダメだ」と恐ろしく凹んでしまいます。

ただ、この無限ループは、無意識がゆえにループしている。親友や家族から「そんなに相手のこと知りたいなんて思ったことない」とか「そこまで凹む必要ある?」と言われて初めて知りました。みんなはそこまで「相手の事を分かりたい」とは思っていなかった!それなのに私は日々こんなにも何度も「私ってほんと相手の気持ち分かってないな」「ダメだなー」と落ち込んで自分にダメ出ししていた。私ってこんなコンプレックスを抱えていたのかと。

ちなみに双子の弟(私とは性格が正反対の寡黙な男・通称)ユニオは、「だったら声かけなきゃいいだけじゃん」と一蹴します。ユニオこそ、私にとっては分かりたいけど分からない相手の一人。世の中の双子は離れていても「分かり合える」ってよく言うのに、全く理解し合えない。「声かけなければいいじゃん」と言われれば、その通り。でも身体が勝手に声かけちゃうんだからしょうがない。「分かりたい」そしてまた「エッ、そんなつもりで言ったんじゃないのに、グサッ…」と凹む無限ループ。

そんなモヤモヤ悶々を抱えていた私を、先日、ある言葉が救ってくれました。目の前がぱぁーッと晴れて光が差してきたー!という出来事でした。それはインクルーシブデザイナー・ワークショップデザイナーであるタキザワケイタさんが主催するワークショップに申し込もうと思ったときのこと。

「視覚障害者・聴覚障害者との対話から新たな価値を共創するインクルーシブデザインワークショップ」

参加したい。めちゃくちゃ参加したい。でも、ビビッて申し込みを躊躇してました。だって、障がい者の方たちの「気持ちが分からず」ズケズケ質問して、失礼なこと言っちゃったら…怒られたら…ユニさん分かってないと言われたら…イヤだな…。

モジモジしていたのですが、この心の声をそのまんま、主催者のタキザワさんに相談しました。そしたら、こんな言葉をもらったのです。

「100%理解なんてできない。視覚障がい者・聴覚障がい者の当事者にはなれない。向う側にはいけない。相互理解ではなく相互探索。そんな両者のよい出会い方をつくりたい」

相互理解ではなく相互探索!


なんて素敵な言葉…と思うと同時に、めちゃくちゃ恥ずかしくなってきました。どこかで理解できると思っていた自分が居ました。なんてエゴ!恥ずかしーッ!ばかばかばかばかー!

理解できると思うなよ!!!


と、思わず自分に叫んだら、あれ?気持ちがすーっとラクになりました。そして思いました。一生「分からない」から面白いんだ。だから、やめられないんだ。止まらないんだ。だからわたしはグラフィックファシリテーターとして無限に絵筆を動かせちゃうんだ。

分からない(ネガ)けど、分かりたい(ポジ)。分からない(ネガ)から、面白い(ポジ)。ネガポジ無限ループ最高!「じぶんは能力が無い、ダメだ、うまくできない」と無意識のうちにつぶやいていた弱さ(ネガ)が、じぶんの絵筆を持つ右手を駆り立てる原動力(ポジ)でした。弱さと強さはウラオモテ。

グラフィックファシリテーションの現場は「分かりあいたい」と思うリーダーが主催し「分かり合えなくてモヤモヤしている」人たちが集まり「相互探索し続けようよ」という想いを1つにしていく場。そして「今はまだ知らない」自分たちの本当の想いや強さを見つけて「未来探索」していく場なのです。

そのために絵筆は、組織やカスタマーの「無意識のネガ」を拾って拾って絵にしていくだけ。「無意識」に敏感になるために私も日々「自分探索」します。自分に対しても「分からない」から無限にやっちゃう。つい最近も、すごく会いたかった「知らない自分」に会えました↓つづきはblogにて。

「天職」は究極のコンプレックスから
分かりあいたいのに、うまく分かり合えない「ナミダ」のために。https://www.graphic-facilitation.jp/calling/

あなたの「自分でもまだ気づいていない」ネガポジ無限ループってなんですか?

「無意識のうちに」言っているネガティブな口癖やネガティブな心の声に耳を傾けみると、きっと自分でもまだ気づいていない、本当はこうしたいハートが描ける「知らない自分」が見えてきます。

「相互探索」「自分探索」進むのがコワい先ほどワクワクが待ってる。
No Rains No Rainbow.

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