何が真実? 〜情報社会のなかで、本質を見極める力を〜
こんにちは。
お盆も終わり、また通常の仕事モードですね。
このお休み中、興味深い本を読んで、いろいろと考えることがあったため書いておきたいと思います。
『コロナ脳 〜日本人はデマに殺される〜』
なかなか、インパクトのあるタイトルです笑。
この本を読んで、世の中の情報の何が本当なのかな?と改めて考えました。
世界は "意見" でできている
この世界は、さまざまな "意見" でできているなと強く感じます。
その意見に大きく影響されていることにすら、多くの人はおそらく気づいていないのです。
ネットで多くの人がそう書いているから、正しいだろう。
→ネットに書き込んでいるのは、どこの誰でしょうか。
たくさんの人が書いていたとして、それがイコール正しいのかは分かりません。
メディアが取り上げているから、テレビで流れているから、正しいだろう。
→メディアや報道機関は、どこからの情報をもってニュースを流しているのでしょうか。
そして、その目的は何でしょうか。
専門家が言うのだから、正しいだろう。
→果たして、その専門家は何の専門家なのでしょうか?
では、本を書いている人は正しいかというと、それも一意見に過ぎない可能性も、もちろんあります。
誰が、何の情報をもとに書いているのかが大事です。
それを見極めるのはなかなか容易ではないかもしれませんが、容易ではないからこそ、この情報社会では事実を見極める力が大切です。
個人的には、大切というレベルではなく、もはや死活問題レベルだと思っています。
数字やデータは、全て本当?
じゃあ、何を信じればいいんだー!!
と思ってしまいますが、やはり真実を一番分かりやすく表すのは数字やデータだと思います。
しかし、ここでも落とし穴が…。
数字を見る場合にも、しっかりとデータの出どころや、数字の出し方まで見る必要があります。
例えば、「数字が増え続けています」といった場合。
それはどこからどこまでを切り取った数字なのか?
果たして、その期間中の合計なのか、それとも過去からの累計なのか。
前月比、前年比、といった言葉も、何と何を比べて前月、前年比と言っているのか。
数字は説得力があるからこそ、正しく読み取る目を養う必要があります。
プレゼン資料をつくったことがある方は実感があるかもしれませんが、ある意味、数字はどうにでも見せられてしまうのだということを私も学びました。
本質を見る目は、鍛えることができる
事実を見極める力、本質を見る力は、鍛えることができると私は思います。
今自分が見極められる状態になっているかは正直分かりませんが、少なくとも過去の自分と比べると、下記の力が身に付いて来ているのでは?と思っています。
✔️ 意見と事実の切り分けができるようになった
✔️ メディアやネットの情報を、何も考えずに鵜呑みにすることはなくなった
メディアが発信する情報について、以前は全く何も考えていませんでしたが、今では誰が書いているのか、何の目的で書いているのかを考えるようになりました。
仕事であれスポーツであれ、どんなものでも「あれ?」と違和感を覚えること(気付くこと)は、経験値によるところが大きいと思います。
なので、気付くようになるためには、経験値を積めばいいだけ。
普段から少し、「これは、事実なのだろうか?ほれとも、誰かの意見なのだろうか?」と、自分に意識して問いかけてみるだけで、変化があると思います。
ぜひ、試してみてください!
どんな意見を聞いても、最終的に決めるのは自分です。
ただ、その決め方も、多くの人がそういうからという多数決的な決め方ではなく、本質を見抜いて決められたらいいなと私は思います。
この情報過多社会で簡単ではないかもしれませんが、本当の情報、そして本質を見極める力を身につけていきます!
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