見出し画像

真面目な話、頭で好きと体で好きって違う

知り合って20年は経つ友人から、昨晩見た夢の話をされた。正直、他人の夢の話って面白くはない。

突然、

「一緒にお家で DVD観たりって言う学生みたいなデートがしたい。誘ってるとかじゃなく、大人になるとそう言うのやらなくなるなぁと。」

はいはい、

「自分が好きな人がだんだん自分を好きじゃなくなってくのがわかって、そしたら全くタイプの違う人から口説かれて付き合うと言う、変な夢を見た笑」

続けて、本人いわく、

「欲求不満じゃないけど、夢は生々しかった!頭で好きと体で好きって違うのかもね。卑猥に考えて言ってるんじゃなくて、真面目にそうだよなぁって笑 わかるでしょ?笑」

これが、朝の9時の話しだ。

「頭で好き、つまり心からの好き、愛、内面も含めて。体で好きは性的な意味合いでしょ?」

と答えた。すると、

「えー笑 んー、頭で好きって世間体という感じ、体で好きっていろいろなしがらみなく好き。って言うことかな」

なるほど、思ってたのと全然違った。男女の思考はやはり違う。体の相性って男だけの話しなのかも。女性は気持ちが有ってこその体の相性という感じなのか。

要は、その夢で、付き合っていた好きな人が少しずつ自分への気持ちが無くなっていくのに気がついて悲しくなっていたのに、いざ体の関係を求められた時体が全く反応しなくて、実は好きだと思って付き合っていたけど自分自身の気持ちが先になくなっていた、その時にタイプじゃないと思っていた人に押し倒されたら意外と心地よかった、と言うことらしい。

「テラスハウスに影響されたの!」

と言っていた。

そんな夢を見る彼女の頭の中がどうなっているのか想像もつかない。

悲しいのか現実的な社会的地位や経済力、世間体を含めて相手を見ての恋や結婚が多いのかも知れない。本人も気がついていない思いが何かしらはあるのだろう。夢ってそういうものらしい。

幸せそうに見える人が、実はそうじゃないパターンは多い。結局、他人ありきの幸せだからだ。難しいが、自分を幸せに出来るのは自分しかいない。

特に、恋愛は幸せを与えてくれる分、苦しみも与える。のめり込んだら天国と地獄を行き来する。独身同士ならまだ未来があるからいいが、大変なのは、結婚後の恋愛だ。

最近、不倫のニュースが多いが、不倫は増えたわけではなく、マスコミの警察を越えた調査力の賜物だ。不倫をスクープされた著名人は社会的に抹殺される。気の毒だ。

人が決めた結婚の制度には、人が決めたなりの欠陥がある。一人と一生寄り添うなんて、生物としてあまりに不自然ではないだろうか。不倫の善し悪しを言っているわけではない。そんなことはどうでもいい。

恋はするものではなく突然落ちるものだ。そんなことを言っていた人がいた。馬鹿みたいな発言だが、あながち間違いではない。

世の中、ある意味、皆んな欲求不満だから、不倫がこんなにも批判されるんだろう。この批判は、倫理観からの否定だけではなく、満たされないことからの嫉妬というのが少なからずあると思う。

自分自身が充実していれば、他人を批判する時間はないはずだ。

その夢を見た彼女は今、幸せなんだろうか。

今回の話しにオチはない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?