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知らなきゃ怖い事業承継税制の注意点



前回は事業承継税制のご紹介をしましたが、デメリットは無いのでしょうか?

結論、適切に利用する限りデメリットはありませんが、以下の点には注意するか、考える必要があります。

・めんどうくさい
→煩雑な事務手続きや準備しなければいけない資料があるので少し大変です。猶予を受けてからも、当初5年間は毎年の継続届出書提出が必要ですし、後に紹介する取り消しに該当しないかどうかのチェックがずっと必要です。専門家に相談するのが良いでしょう。

・そもそも株価の評価がどうなのか?
→株価が低いのであればそこまで税金のメリットが無いです。株価の評価に関しては今後また解説しますね。

・納税猶予の取り消しリスク
→取り消し理由が複数あり、万が一取り消されてしまうと、猶予されていた税額をまとめて、利子税と共に2ヶ月以内に収めなければいけなくなります。取り消し理由に該当するかどうか毎年チェックしなければいけないので大変ですし、猶予を受けている限りはずっと続くことなので、気になり続けてしまいます。

以上のことが主なデメリットになります。

専門家の助け無しにやり続けることは難しいかもしれませんので、事業承継税制を利用する場合は専門家に相談した方が無難です。

尚、顧問の税理士先生でも、本業務に慣れていなければ難しいと思います。

もし、専門家のご紹介が必要であればご連絡ください。

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