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コロナ対策融資を受けるべきなのか?

今までとは違い、どこも融資を受けられなかった会社すらコロナの制度融資によってお金を借りているらしい。
そんな噂も最近は聞こえてきました。

コロナで業績が悪いのか?関係なくもともと業績はわるかったのか?


だれもはっきりとわからないのです。だから、基本的に判断するのは昨年等の売上との比較をするというシンプルな制度。コロナで影響が出ているかは実質関係ない(もしくはわからない)といっても過言ではありません。

ひとつ明確なのは、コロナウイルスの影響で融資を受けやすい環境になっているということです。


制度によっては、利子や利息もない。返済もすぐじゃなくていい。だから借りよう。そう思っている人は多いはず。


しかし、まず考えてほしいのは今後もあなたのビジネスをやり続けるのか?そのビジネスは景気が戻ってきたら、もとに戻るのか?ということ。

お金を借りたら、一時的には安心するし、事業が戻ったら返せばいい。
そう思うかもしれません。ただそれは少し怖い考えです。

では、どうやって考えればいいのでしょうか?

私がお勧めしたいのは、業績が戻ったとして何年分の利益で返すことが出来るのか計算することです。もし、細かくやるのであれば、3つのシナリオを作るのがお勧め。

①元々の業績
②20%成長した場合
③20%マイナスした場合

このように3種類考えれば客観的にリスクを把握できます。


そもそも利益が元に戻るかすらわからない中で、借り入れが重くなりすぎると会社を廃業したり、売却(M&A)するときにも困るので注意が必要です。

我々もM&Aで会社の買収検討をしているときにも負債が重すぎる場合は、やはり見送らざるを得ません。

まずは、事業を今後も続けたいのか?そのビジネスはいつ頃もとに戻りそうか?借入金を何年くらいで返済出来るのか?これらを考えてから、融資を受けてもらうことをお勧めします。




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