コロナ融資制度を使うときの優先順位とは?
今回のコロナ対策融資には大きく2種類あります。
①政府系の融資(日本政策金融公庫・商工中金)
②民間系の融資(通常の銀行)
ちなみに最大7.2億円まで借りれるなどと書いてありますが、ある一定の規模の会社で土地などを担保に入れる場合の調達最大金額となっております。
話を戻しましょう。
色々と制度があるなかでどれから選んだらいいのか?考えるための参考になる資料を共有させてもらいます。
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/shikinguri_list.pdf
上記は経済産業省が出している融資制度の一覧です。
これを見るとどれを借りてもよさそうな気がします。
しかしそれはちょっと違います。
例えば、3000万円までは民間系銀行からの融資も政府系銀行もほとんど条件に差異が無いように思えます。
問題はそこです。それ以上の金額となると、民間系の銀行には利子や利息も発生します。さらに制度融資の返済期間は10年以内。
だとしたら政府系から借りておいたほうが、年数(最大20年)も長くとれるし、利子も低い可能性が大きいです。
今は民間の銀行からしたら正直稼ぎ時です。
通常借りてくれないような顧客も先行きが心配だから借りようとしてきます。これにつけこむ、あくどい銀行マンがいることも事実です。
だからこそ、政府系の条件と民間の条件を天秤にかけて、最適な決断をしてほしいです。
会社によってやり方は違いますし、細かい財務戦略や企業戦略によっても優先順位は変わるのですが、基本的には政府系を先にやって、そのあと民間をやるというほうが合理的化と思います。
また、感覚値レベルですが、借りれる金額はおおよそ月商の3か月ほどだと思います。なので、調達額を多くしたければ政府系で3か月分をかりて、
民間系で3か月分を借りるというのもいいと思います。
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