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今井雄紀のnote

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2021年5月の記事一覧

「ダサいと思われたくない友だち」にどこで会ったか。

2012年4月。26歳だったぼくは、新卒で入って4年勤めた広告の会社を退社し、出版社に転職した。肩書きが「ディレクター」から「編集者」へと変わり、新しい仕事をはじめたその矢先、ぼくは来た道を戻るかのように、とあるご隠居がはじめた広告の私塾へ通い出した。水曜日だけ早く帰りたくて……と後出しで交渉したとき、新しい上司たちは困惑していたように思う。 これからは売り方を知ってる編集者が必要とされるからとか、同世代の志あるクリエイターたちの中から著者を探そうとか——そういった高尚な目

“レギュラー”を目指すあなたへ(主にライターとしての)

こんにちは。編集者の今井ともうします。さっそくですが、少し昔話をさせてください。 12年、熱心に野球をやったけれど小1で野球をはじめ、高3の硬式野球部引退まで12年間、野球中心の生活を送りました。頭を丸め、毎日朝晩の練習に出て、時には昼休みにも素振りをし、たまの休みは『実況パワフルプロ野球』をやり、あだち充の『H2』や、満田拓也の『MAJOR』をセリフを覚えるまで読み込み——それはそれは、夢中でした。 特に熱心になったのは高校時代です。筋肉のつきやすい身体をしていたぼくの