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記憶にのこる

ずっと気になっていた本でした。
とても良い読後感、そして続きそうなラスト。
調べてみると続編が出ていたので、すぐポチりました。

「ありえないほどうるさいオルゴール店」 瀧羽麻子さん

(本の概要より)
「あなたの心に流れている音楽が聞こえるんです」
風変わりな店主が世界にひとつだけのオルゴールを作ってくれる

補聴器に似た「音を調整する」ものを装着した店主ムカイさんが纏う空気感が落ち着きます。

私にとっての「心の曲がなんなのか」知りたいとも思いました。
あの曲かな、とか
あれかも、とか
いろいろと想像するのは、なかなか楽しかったです。

思い浮かぶのは、普段聞いている曲ではないのがおもしろいところ。
むしろ最近耳にしていない曲ばかりが浮かぶのでした。
作中でも「記憶もそう、ずっと残り続けるのは…」とありましたが、
ホントそう。

私の場合ウクレレで弾いていた曲とか、
めちゃくちゃリピートして聴きまくった曲などでした。
思いを巡らすことで音に包まれている感覚になる曲たち。

とても心地いい世界観の本で、すっかりお気に入りになりました。
今作は北海道でしたが、次は沖縄が舞台になるみたいです。
続きでまた繋がれると思うと嬉しいです。

続編があるかを調べている時に気づいたことがあります。
ずっと前からタイトル的に惹かれていた「うさぎパン」という本です。
同じ作者さんでした。

こちらもね、そろそろホント読みたい。

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