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「食」から「日本」を考える パート2

5月に行われた
近畿農政局とのら×たんゆらジェンヌとの意見交換会 at イルパッチーニ

「食」から「日本」を考える|のら×たん ゆらジェンヌ
↓リンク先
https://note.com/yurajenne/n/n6e5dc99949e3

こちらのレポートにありますように、現在、日本国の農政の基本理念や政策の方向性を示す、「食料・農業・農村基本法」の見直しが行われています。
担い手の一人として農政を司る機関との意見交換会は、とても考える事が多かった出来事でした。

この、「食料・農業・農村基本法」、農業者だけに関係する法律ではありません。
食にまつわる事なので全ての人に関係し、特に地方・農村は生活インフラにも関係します。

そして、

2023年8月7日月曜日 
近畿農政局にて
「食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会 地方意見交換会 」
【近畿ブロック】 が開催されました

食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会 地方意見交換会 配布資料【近畿ブロック】:農林水産省
↓リンク先
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kensho/chiho/kinki.html


のら×たんゆらジェンヌとの意見交換会からご縁をいただき、ゆらジェンヌ代表の京都丹波赤堀農場 赤堀幸が意見陳述者として参加、近畿各地から集まった、生産・加工・流通・消費者・自治体など多岐に渡ったメンバーと一緒に、ひとり持ち時間5分を使い意見陳述を行いました。

京都の山奥の小さな農家が、国に何を意見陳述したら良いのか・・・
と、とても悩みましたが、普段通りに自分が日々の農家暮らしの中で思うことや地域の問題など書き出してみると5分じゃ足りない!
課題山盛り過ぎて、まとまらない!
私だけで無く、皆さん時間が足りず苦慮されていました。

赤堀からの意見として
・地域の担い手不足に向けた対策強化
 移住や新規就農支援
・農村地域のインフラ維持への支援
・魅力ある農業になるために、生産物の適正な価格形成を希望
・獣害対策
・農業者も多様化している。時代に合わせて柔軟な支援をお願いしたい。
と、話しました。

後半の基本法検証部会委員との意見交換では、ゆらジェンヌのメンバーの取り組みを紹介しながら農村の活性化への思いを伝えたり、生産者として今の農産物の価格形成への疑問を話しました。
特に適正な価格形成については、今回の意見交換会でも立場が違うと意見も様々で、まとめ上げるのは困難な印象を受けました。 簡単そうで、とても難しい問題です。

当日の様子は議事録も公開されていますので、参照してください。

https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kensho/chiho/gaiyou.html

今回、5月と8月にこのような場をいただき、農業について地域について、はたまた農政について考える事が増えました。
私自身のテーマでもある、
“私たちを受け入れくれた、地域への恩返し”
とも繋がってきます。
最近は、のら✖️たんゆらジェンヌとして赤堀農場として、みなさんからお声がけをいただく事が増え、食育活動やマルシェなど地域に根っこが張ってきた感じがして、嬉しく思っています。
地域での、自分やゆらジェンヌの立ち位置や役割り、個人とグループそれぞれ違いはある中で何が出来るのか?
答えはすぐ出るものではありませんが、この新しくなる
「食料・農業・農村基本法」
が核となり、次世代へ繋がって行くのだろうと思います。



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